思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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第五号報告書

さぁ残り一ヶ月切ってきました!

今週末は隊員主催の送別会、来週頭にJICAに向けて最終報告会、半ばには配属先で最終報告会、

その次の週の半ばには、正真正銘のラスト活動、市場開拓のためのキャパビルをやって

配属先のクリスマス会兼送別会があり、クリスマスには最後に貝を売りまくってめでたく

活動エンドとなる予定。うーーん先が見えてきたような、逆にこれ絶対厳しくね?と

音が上げたくなるような・・・。



ともあれ、活動報告書のラスト一本!
0. 要約
最後の半年はまさに「怒涛」という言葉がふさわしい半年となった。
それまでは配属先の生産物である貝からは一歩距離をおき、貝以外の副収入を
増やすような活動をメインに行なってきた。しかし6月末(活動18ヶ月目)に新たに
貝類増養殖プロジェクトがはじまり、プロジェクト及び養殖の専門家との協働で
仕事をすすめることが出来るようになったことが主たる原因である。

当報告書では項目1において最後の半年に行った活動とその成果を示した。
以前から取り組んでいた村における野菜栽培の促進活動が、少雨により潰れた一方で、
プロジェクトの再開とともに活動が貝に関することにシフトしていく様が示されている。
 項目2に於いては配属先の受入体制の観点から、要請の妥当性を述べている。
私の配属先は村落開発に関わる同僚がいなかったのでその点では厳しかったが、一方で
そのような私を非常に温かく受け入れてくれたことも事実である。
 項目3に於いては配属先による活動成果の活用見込みである。前述の通り、村落開発に
従事する人員を割くことが出来ない配属先なので、成果物を同僚が直接用いることは
難しいと考えるが、プロジェクトが何らかの活動で活用できる形では残していこうと考えている。
 項目4では2年間のボランティア経験を通して所感を述べた。苦しいことも本当にたくさんあった
が、それを通して得るものも大きかった二年間だった。このような機会を私に与えてくれた
青年海外協力隊というプログラムと、それを支えている全ての方に感謝したい。
 項目5ではこの経験の社会還元に関して記述した。貴重な経験だったので、帰国後も積極的に自分が
この場所で見聞きして経験した事実を伝えていきたい。


1. 活動結果
野菜へのアクセスの悪い漁村で野菜栽培の技術導入を行う活動は、雨季の前半に雨が思ったように
降らず苦戦した。野菜どころか主食作物の栽培すらままならないという状況の中、家庭菜園を作る所
まで辿り着いた家でも収穫まで辿り着かないケースが多かった。しかし、ひとつの家庭では最終的に
ピーマンの収穫に成功しており、この家庭はボランティアが去ったあとの継続的栽培にも
非常に前向きである。
 また、7月には計6グループを招いての蓄養貝を売るための講座を、同期の村落隊員及びJICA
プロジェクトの協力を得て実施した。その講座には前報告書で紹介した新グループも招き、
実際に講座の中でレストランに売り込み実践をしに行き、貝を使ってもらう約束まで取り付けた。
しかし、その約束は履行されること無く、結果的にこのグループの労働モチベーションを維持する
ことができなくなり、グループは解散した。
 貝を蓄養してもその売り先がないことに問題意識を感じたボランティアは、任地のレストランに来る
観光客の量を調査した後、プロジェクトの協力を得て村の住民が運営する貝の直売店の運営を始めた。
この活動は比較的上手くいっており、私の帰国後は配属先監修のもと、活動の中で法的組織としての
登録に成功したグループに運営を任せようと考えている。
 またその他に、貝の消費促進活動の一環として専門学校で働く隊員と協力して、貝料理のコンペを
開催した。


2. 要請の妥当性
 配属先の受入体制という観点で見ると、私の配属先への派遣は厳しいものだったと言わざるをえない。
もともと配属先の同僚はみな生物学者であり、社会調査や村落開発に関する知識が乏しいことを責める
ことは出来ない。特に村落開発普及員という職種に関して言えば、活動前半の語学がまだ十分でない
時期にC/Pの協力なしで、ニーズを汲んだりするのは非常に困難であった。また配属先の
中期目標(種苗生産)と私の目標(地域の生計向上)がずれるのも難しい点である。
村落開発普及員を派遣する条件としてNGOなどの最低一人以上は社会開発に理解があり、
さらにボランティアと目標が共有できる配属先、を探すのが良いと考える。
 しかし、一方でこのように目指している目標が異なるにも関わらず、私の配属先は2
年間自分を温かく受け入れてくれた、というボランティアの意識面に関してはこれ以上の
職場はなかったといえる。同僚はみな優しく、専門が異なる上に拙い西語を話す私の話や
主張を聞いてくれ、家族のように接してくれた。配属先兼住居でもあり住み込みで働いた
二年間だったので、このような優しい同僚でなかったら、この二年間は乗り越えられ
なかったように感じる。そのことには本当に心から感謝したい。



3. 活動成果の配属先による活用見込みと今後の配属先への支援の必要性
 私が帰国したあとも配属先にはJICAプロジェクトが残るので、最後の半年はそれを
配慮しての活動となった。活動終盤に取り組んだ、貝の直営店に関しては今後も配属先に
監修してもらうとともに、促販活動の中で新たに開発された商品に対する消費者の反応を
見ることが出来るようなポイントとして活用してもらえるよう話し合っていくつもりである。
また、今後プロジェクトが連携をとっていく可能性がある組織の連絡先などに関しても
できる限り一括データにまとめて残していく。
 また活動最終月に同期村落隊員の任地において、マガキのブランディングに関するキャパシティ
ビルディングを行う予定であるが、これに関してはマガキの生産量の観点から現段階で完結できるもの
ではないので、今後キャパシティビルディングとして実施して欲しい内容に関してまとめて
残すつもりである。


4. ボランティア経験について
 言葉の壁、文化の壁、環境の壁に苛まれ、友人も相談相手もいないまさに0の状況から、
自らの無力さに苦しみ何度も挫折しながら、それでも少しずつ進んでいく足を止めない。
そんな今の日本にいては絶対にできなかったであろう経験を積むことができた二年間だった。
 また、活動していく中で国際協力に取り組む人と知り合えたことも大きな財産になった。
特に配属先が一緒になった貝類増養殖プロジェクトの専門家の方々からは、真剣に地域の
人のことを考え、責任感をもって課題に取り組み続ける姿勢に感銘を受け、自分の将来の
目標像として捉えることができた。
その一方で、自分の言葉に責任を持たず、筋を通すことや、挨拶すらもままならない人間が、日本を
代表して海外で専門家として働いているという事実も知ることもできた。
 この二年間の経験を通して、今後も国際協力の世界で働いていこうという意志を固めた。
簡単なことばかりではないだろうが、目標を高く置き、「海外で日本を代表しながら活動している」
という自覚と責任感を忘れずにこれからも前進していきたい。


5. 帰国後ボランティア経験を社会に還元又は発信するための方法と計画
 講演会など機会が得られるのであれば、時間が許す限り積極的に参加し、二年間の経験や
二年間で見てきた国際協力の実情を伝えていきたい。また、私は大学院修士課程に復学するので、
協力隊の経験も絡めた研究を行うことも1つの社会還元になるのではないかと考えている。
また、今後共私自身がこの分野に関わり続け働いていく事で、社会に還元することができれば
これ以上の喜びはない。


6. JICAへの要望・提案
安全対策協議会は現在のままのコンテンツではほぼ意味をなしていないので、内容開催場所を含めて
再検討するべきではないだろうか。直近の安全対策協議会ではためになったと感じられるコンテンツは
最後の警察からの談話のみであり、その他のパートはいまひとつ意味を見いだせない。
ホテルで開催する意味も今一つ良くわからない。
 貝料理のコンペを開催するに当たり、(自粛)強化プロジェクトの専門家が言を左右にし、
十分に連絡もないまま協力体制から撤退し、なおかつ当日は来賓のように振る舞うその厚顔無恥の
様には、税金を納める者としても、同じ国際協力を志す者としても、不信感を通り越して強く憤りを
感じている。JICAとしてこのような状況をどう捉えているのか、対処するのであればどのような対処を
考えているのかを伺いたい。



おしまい。
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shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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