思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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新しいグループ の解散

お前がこんなふうに死ぬとは思わなかったよ


的まさかの解散エンド。


自分の協力隊としての活動の幹の部分は、思わぬ形で終わりました。
正直、自分でも未だに気持ちの整理がついていないのですが。

この辺で一緒に活動を始めた、新しいグループ。
もともと配属先の支援の偏りが気に食わなかった、村人と村の自治会長さん的立場の人にケツを
つっつかれる形で、貝を拾い生簀で管理し収入向上につなげることに興味がある人を集めて立ち上げた
グループだった。その後もコツコツミーティングを開いたり、生簀をみんなで作ったり
わざわざ同期の村落隊員に来てもらい講習会を開いたりと、ラストスパートの幹として
かなり注力して活動してきたグループ。


====
その日も講習会で見つけた貝の売り先との交渉が、予想以上に難航しているのでもう一回直接
そのお店に押しかけてなんとかきていてする売り込みを目指そう、ということを提案するつもりで
ミーティングを開いた。

実はこの日の前日に、グループの設立にも関わってくれた自治会長さんと副会長さんとも話して、
自分の言いたいことをフォローしてもらい、ちょっとずつモチベが落ちてるグループにもう一度
ハッパをかけてもらうことを頼んでおいた。この期に及んでも村風西語を用いたコミュニケーションは
難しので、この二人の助けを得ることでなんとか上手く回るだろう、とちょっと安心して臨めた集会だった



、、のに。

=====
ミーティングの集まりはいつも悪く、何度注意しても30分押しくらいではじまるんですが(はぁ)、
この日は自治会長を呼んでたこともあり、若干集まりがいい。、、っていうかあなたグループの
人じゃないよね?っていう人まで結構いて、うまいこと注目集められてるのかな?とかも思った。

話題の皮切りは、いつも通り自分がするのですがまぁここはエルサル人らしい良いとも悪いとも
わからない反応。まぁ結構頻度よく集まってるのに未だに貝が売り上げにつながってないということで
モチベが落ちるのもやむない面もあり、だからこその今回の直接交渉の提案だったわけです。

とりあえず自分の言いたいことをいい、ある程度漁民の反応もみてとりあえず自治会長に話を
振ってみる。うまいこと昨日の打ち合わせ道理やってくれーー

という願いが一蹴されたのがこの瞬間だった。


「っていうか本当にやる気あんの?誰もないならもうやめたらいいじゃん。」



…え?


と。
いや、ヤル気が怪しいからこういうミーティングを開いてるんだって言ったよね?
モチベ低いけど継続するかどうかは売り上げ出してから考えてもらうって昨日話したよね?
何アナタ、馬鹿なの?死ぬの?


こういう話の流れになると、普段村から出ることが少なく、貝の売り込みなんて、、
と尻込み気味だったグループの面々は理由をつけて、売り込みに行かなくて済む道を探し始める。

いや、やっぱりちゃんとした生簀がないから
(活動してしてく中で配属先と信頼関係作って援助申請することになってたよね?)
いや、やっぱり貝を売る場所がないから。この貝は売れないよ。
(だーかーらーそれを解決する道を模索してるんだよね?)

などなど

さらに追い打ちは意外な場所からかかる。

なぜか集まってたグループ外の人たちが、突然ウミガメの卵買取の話を始める。
(ウミガメの卵の買取は、この辺りでは主力収入源の一つであり、夜中浜辺を歩いてウミガメの卵を保護し孵化場
に売ることができるというものである。12個で3USDの買取価格は漁民にしてはかなり大きい。歩いて見つけるだけで
手間をかからんし。ただし、卵の買取用の金はNGOを通して外国資本が入ってるだけであり、その不安定さが大きな
リスクであると個人的には思ってる。)

なんと自治会長はこの人が集まるのをいい機会ということで、勝手に卵買取に関するミーティングを
自分のミーティングのあとにいれてたのだった。

正直、楽にそして一見安定して金を稼げる卵買取の話が、手間かかるし売り場を探す段階の貝と並列に語られてはとても太刀打ちができない。

一気にグループの興味が貝から卵に移って行くのを感じた。


まずい!と思いあれやこれやと良い手を全力で考えるも思い浮かばない。

自治会長は早く卵買取の方のミーティングに移りたいらしく、
どうするのか?どうするのか?と聞いてくる。うんこなのかてめーは。


しかしここでキレても仕方ない。
とりあえず、直接レストランに交渉行ってから決めても遅くない?と提案するか?
でも、たとえそれが通ったところでこれから先、自分が三ヶ月後帰った後も彼らはグループとして活動を
続けるだろうか?


どうしてもそういう姿がイメージできなかった。

何を言い返しても、自分すらその先を想像できない。




つまり、もう無理なんだろうか。

いままである程度グループの中でリーダーとして動いてくれてた子が下を向いて目を自分と合わせない。

多分自分が相当怖い顔をしていてたのか、数人の心配そうな顔がすごく印象的にいうに焼き付いた。




そもそものグループ発起人である自治会長の「じゃ、これでおしまい!」という言葉でグループは解散した。

====
その後彼らは卵買取の方のミーティングをはじめた。
忘れられたようにその場に居合わせた自分の中では、怒りとも悲しみともつかない言いようのない感情が渦巻き、今まで活動で結構キツくても泣いたことなんてなかったけど始めて涙が零れそうになった。
自分で自分の感情を制御出来なくなりそうな感覚を久しぶりに覚えた。

ミーティングが終わったあと、件の自治会長が冗談めかして
「グループの活動終わっちゃったねぇ」
と話しかけてきた時、一瞬たがが外れて行き場のない感情が口から飛び出した。
が、感情は自分の中で荒れ狂いすぎ、言葉というか言語としては機能しない音として、活用も無茶苦茶な西語らしきものがくちを突いただけになった。本当に感情が爆発すると、言葉は出なくなるんだなぁと妙に冷静に分析した自分が印象的だった。



その夜は整理できない想いで、一睡も出来なかった。

=====

わかってる。

自己犠牲と成果にはなんの関連もないことなんて。

自治会長にマジでキレそうになったのは、他でもない自分のエゴの表出であること。

自分がどれだけそれに尽くして一生懸命取り組んでも、自分の大事と相手の大事が一致するなんて
夢想に過ぎないこと。



求められた場所、そして自分ができそうなポイントにアプローチしたこの活動。

色々と苦労した活動も、最後にこのグループに光を見出して締められればうまく纏まるかもな、と思ってた。

でもそれもダメだった。思い描いていた想像図は崩れて、人をヤル気にすらさせられない自分の至らなさが、

2年間で成果の一つも出せない無力さが、浮き彫りになった。

もっともっと適切な点に総合的に高い能力でアプローチしなきゃ成果は出ない。


物が壊れれば直すことができる。でもそれはすべてやる気が前提になっているわけで。

当初は配属先やJICAプロジェクトが一家庭だけを支援することに違和感を抱いていた。

けど限られた資源を用いた支援を、先も見えぬやる気も怪しいグループに当てる事がどれだけ正しいことなのか。

今の自分にはちょっと答えられない。


ヤル気のあるグループを支援せざるを得ない状況の中で、結果的に国際協力はその目的とは裏腹に格差を再生産せざるを得ない状況にぶち当たるのか。




開発援助は、難しい。
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コメント
感想
中々、御苦労が絶えなく厳しいですね。
最近からのロム専なので、良くは判らないのですが、貝はカスコでしたよね、仲買人に卸してメルカードで
売って貰うのでは利益が少なすぎるのでしょか?
小生が居た頃は、たまにメルカードで見ると好きなので買って食べていましたが。 
確か、アワチャパンの方の海で同じカスコの養殖をして、生計を立ている住民(漁師?)がいた話が、新聞に出ていましたが、販売ルート等聞くのも、もう、遅いですね。
トルトゥーガーの卵の採取は、法律で禁止されていたのではないのですか、それとも法律が改正され、記載の様に NPOに売るのならば良くなったのか?
法律で禁止されていても、海亀の卵は採取して販売する者が多い中、貴殿の任地の人は、何とお人よしで、純朴なのでしょう。NPOに売るよりも、流通過程(最終的にメルカード)に流した方が高く売れる事を知らないなんて、仲買人が行かない程の僻地(他意はありません)なのでしょうか? 

2012/10/02(火) 09:26 | URL | 一読者 #HfMzn2gY[ 編集]
Re: 感想
>一読者様

コメントありがとうございました。
この村ではカスコを扱っておりました。美味しいですよね、casco de burro。Ahuachapanでcasco de burroの養殖をしているのですね。casco de burroはうちの研究所ではまだ養殖技術が確立されておらず、まだこれからなのかと思っておりました。

ウミガメの卵の規制は
(研究及び保護目的以外での)ウミガメ、及びその卵の捕獲を禁止する
ということです。実際にはいまだに市場(mercado)などでは卵が売られているのをよく見かけますが、これはもちろん禁止です。僕の任地の村で住民が売っているのは、保護目的で外資が降りているNGOに対してですので、これは合法になるという寸法です。ちなみにこれらのNGOは卵の生簀を持っていて、再度その生簀に埋め直したあと、40日前後で卵は孵化しウミガメの子供の放流まで担っております。
2012/10/09(火) 06:28 | URL | shogooon #-[ 編集]
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プロフィール

shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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