思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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第4号報告書

赴任当時は毎日毎日にやることが無さ過ぎて、一日一日が長すぎて、第四号報告書(1年半)に

辿り着く前に自分の寿命が来るんじゃないかと勘ぐっていたのですが、あれよあれよという間に

第四号報告書を書く時期がやって来ました。正真正銘残り半年切っとります!

概要
エルサルバドルに来てから一年半が経過し、最初は無限に続くのではないかとも思えた活動も
残すところ半年となった。遅々として進まなかった活動も、ようやく少しずつではあるが進んで
いる実感が得られる。

一方で村に入り込んで活動していると、世間に言われる「援助慣れ」した現場の実態を直視し
なければならない機会が多く、自らもまた(たとえそれが驕りであったとしても)開発援助の
一環として現場に入っている身として、自分の存在意義に関して考えさせられる部分は多い。
残り一年半はこの「援助慣れ」のことも念頭に置いて、待ちの姿勢ではなく、自ら考え動いて
いく事の重要性を訴えていければと考えている。

 当報告書では項目1に置いて書く活動の進捗状況を全体的に述べている。主に既存グループの
法的組織への登録を目指した活動、栄養状況の改善のため自給自足を目的とした村内での野菜栽培
の促進活動、新規採貝漁民グループとの活動の三点である。
項目2においてはこのうち、当初から当ボランティアが問題意識を感じていた村内での人間関係の
悪さと、それを受けようやく着手するにあたった新規採貝漁民グループとの活動を取り上げている。
項目3では活動の成功例と失敗例ということで、村内における有機肥料の講習会の話とその顛末、
及び貝の市場開拓に対するボランティア先行になってしまった失敗事例をとりあげた。
項目4では「援助慣れ」している現状に対して、当ボランティアがやってきた活動の中での人々の
変化を書くとともに、日本に対するエルサルバドルの人々の意識も少しではあるが取り上げた。
項目5に於いては、その他に当ボランティアが行った活動として、2月に行われた高倉式コンポストの
在外研修の準備、及び販促を目的とした一村一品活動の導入の試みを取り上げている。

 今年度より3年間のJICAプロジェクトも始まったので、上手い具合にコラボレーションできるよう
働きかけると共に、良い引き継ぎができるように努力していきたい。


活動の進捗状況
昨年5月から取り組んでいた、もともと配属先の支援を受けていたグループの法的組合
(コーペラティーバ)への登録に取り組み続け、1年経過した6月にようやく申請が認可され、採貝漁民
のグループを法的組合として登録することに成功した。このグループに関しては組織としてよく機能して
いるので、引き続き貝の販促活動に関しても協力していくつもりである。
 また、もう一方の村では栄養改善のために自給自足を目的とした野菜づくりの促進を行なっている。
全く菜園のなかったところから、ボカシ肥を作る講習会を開いたり、近隣都市に売っている野菜5種の種を
購入し小分けにして販売したりしてきた結果、5月末の雨季の到来とともに4つの家庭で自主的に
家庭菜園を作ってもらうことができた。しかし、ボランティアが考えていたほど降水量が多くならない上に
土壌が悪質であるため、せっかく発芽した芽が枯れてしまう例も見られ、思うように収穫ができるかは
確かでない。
また村内で新たに貝養殖を始める事を希望する人が多くいることから、彼らをグループ化し支援を
配属先に申請している。まだ協力申請を行った段階であり先行きは明らかでないが、残り半年支援
していきたい。


課題解決に向けた取組・進捗・結果
  前項目でも書いた通り、派遣当初より気になっていた配属先の援助も起因して分断していた
コミュニティ内の関係性の改善に向けての活動を行なっている。配属先の支援の仕方の方針を
めぐり不満が
出ており、村内での集まりを開いた時にも裨益家庭とその他の人々の間で喧嘩が起こるなど問題が
大きかったため、村の自治会のリーダーと話し合い、新たに漁民グループを作り配属先に支援を求める
ことになった。 しかしもともと生物学者の集まりである配属先の同僚はこの件に関して、あまり興味
を示さずボランティアが仲介をして配属先に支援を正式に申請する形を取ることになった。数回集まりを
行った所、遅刻者が続出したり、脱退したいと言う者がでたりと、その積極性の無さに悩まされる。
なんとか実際に貝を売ることで収入が得られるところまでフォローしていき、グループとして働く
モチベーションを高めていきたい。
 またこの件に関しては、以前入っていたJICAプロジェクトの中で技術支援以外の部分をフォロー
できなかった結果でもあるので、今年度より再開されたプロジェクトの中でのフォローを求めていきたい。

活動事例の紹介、成功例/失敗例
 村で野菜作りを行うにあたり、土壌を改良する必要性があった。しかしボランティアに
その技術がなかったため、同じ地域で働いている政府関係の農業組織に有機肥料の生成に関する
キャパシティビルディングを2回開催した。キャパシティビルディングは2回とも20人近い参加者を集め
成功ということが出来る。
 その後住民も大いに興味をそそられたようで、その後住民とボランティアでも一緒に有機肥料の
生成に着手したが、キャパシティビルディングで作った有機肥料の効能があまり顕著に現れず、
次第に住民から興味が失われ最後はボランティアが一人で肥料の撹拌を行いなんとか使える所まで
完成させた。

 また貝に関しては、安定した市場がないため養殖場に貝が溜まっていく一方で、貝の密度が高すぎて
死ぬ物が出始めているという声を聞き、エルサルバドルの大型連休に向けて新しい貝料理の開発を行い、
最寄りのレストランに置いてもらうように一緒にお願いに行く計画を村の人と立てていた。しかし当日に
なって他の予定ができて行けなくなった、と断られその後なんの話も出ないまま、現時点ではこの話は
流れたままになっている。


受け入れ国の人々の変化
 ボランティアの任地には、「高いものは全て援助で買ってもらえる」または「自分たちは援助を待って
いるだけでいい」といった開発援助を当たり前のものと考える、所謂援助慣れしている風潮がある。
そのため活動1年を過ぎたあたりからは常に、援助が必ずしも永遠に続くものではないこと、自分たちが
欲しいものは自分たちで何とかしなければいけないこと、を言い続けてきた。最初は今ひとつ腑に落ちて
いないようであったが、最近ではボランティアが村で販売している種を自ら購入し、家庭菜園を作り播種
する家庭が出てきたり、漁民グループでの集まりのなかで、「船は配属先が購入してくれないのか」
といった趣旨の質問をするグループのメンバーをグループ長が窘めたりと、すこしずつではあるが
自分の伝えたいことが伝わり始めているような印象を受ける。
 しかし一方で街を歩けば「日本はお金があるから技術が発展したんだ、自分たちも資本さえ
あれば・・・」という話があちらこちらで聞くことができ、その発展の歴史や地道な努力などを
理解してもらうことの難しさをひしひしと感じる。

その他の特記事項
□他事業との連携状況 2月にエルサルバドルにて行われた高倉式コンポスト
の在外研修の開催に関わった。これは自らの活動の中で有機肥料/堆肥を用いることがあり、活動に
導入できる可能性があったためである。先輩隊員から引き継ぐ形で運営にかかわらせてもらった結果、
講師の先生方を始めとする参加者のみなさまに居心地の良い楽しい研修を送ってもらえたものと
考えている。その後もソーシャルメディアであるFacebookを用いた参加者へのフォローアップも
企画しており、残り期間でも中南米各地域に高倉式コンポストが広まっていくように働きかけたい。

 また、中米では先進事例とされる一村一品を地域に導入しようという目論見から、一村一品運動を
扱っている機関と配属先を結びつける活動も行った。新しく始まったJICAプロジェクトでは、技術の
深化・展開に伴い、市場開拓も大きな目標となっているので、この一村一品運動が大きな足がかりに
なればと期待している。


JICAへの要望など
まずはこのポータルシステムの使い勝手の悪さをどうにかして欲しい。基本的にネット回線の
遅い所謂発展途上国で使われることを想定しているにもかかわらず、遅いIEでしか使わえない
上に、各種申請のしにくさ、サイト内でどのファイルがどこにあるかもわかりにくくて仕方ない。
また報告書のテーマ設定に関してももっと「誰のための・何のための」報告書なのかはっきりした
テーマ設定にしないと意味が無いと考える。もしくは自由形式にして欲しい。
このような些事の積み重ねがJICAはお役所仕事だと言われる所以であり、ひいてはボランティア
という人材が国際協力分野に進んでいくことを選ばない一因にもなりかねない事実に、もう少し
真摯に向き合うべきではないだろうか。




もーホントに今回の報告書はテーマ設定がむちゃくちゃでちょっとJICAさんどうなっとるんですかと思わ
ざるを得ないですな。どうも各テーマがかぶりまくてって同じような内容を、書かざるをえないというのは
ただの時間の無駄でいかがなもんでしょうといった所です。報告書が形式的で意味が無いという批判が出てる
一方で、引き継ぎが全くできてないせいで継続隊員の活動効率が著しく悪いみたいなことも言われてるの
だから、そこを上手くせめて自由テーマにするなり、工夫してしかるべきではないかなぁと思います。
誰のための・何のためのが見えにくいので、書いてる方も読んでる方もきっとモヤモヤして終わって
くんでしょうな~


まぁそんな報告書も5号を残すのみ!あと一本で終了です。



さーて、報告書タスクも終わったし今週もいっしゅうかん気合入れて頑張ろう!
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コメント
No title
もう最後の報告書のあり方に関して、100%同意。三号で要望に書いたわー。なんのために時間かけて書いてるんだろう、もっと次に活かせるフォームにならんとねーっと。今回は頭を麻痺させて、とりあえず、気がつかないフリをして書いてみた。

残り半年、乗り切ろうー。お疲れー。
2012/07/09(月) 20:37 | URL | tatsuya yamaguchi #-[ 編集]
Re: No title
>たっちゃん
ホント報告書もポータルもウンコだわー。いつどこでJICAにそういう提言を直接できるのか、
タイミングを今か今かと見計らっております。有用に使えばかなり有力な資料のはずなのに
もったいないもんなー!

メキシコ行ったんだっけ?どうだった?残り半年のエネルギーチャージしてしっかり頑張ろうね~。
2012/08/05(日) 10:21 | URL | shogooon #-[ 編集]
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プロフィール

shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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