思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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私たちは援助されたもので生活できるから投資したり働いたりはしない

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先日、活動の中でそんなことを言われた。

別にだからって悲しくてシクシク泣いてるわけでもないんだけど笑、それでも

エルサルバドルにやってきてはや1年3ヶ月。正直一番ガツンと来る言葉だった。
===
お野菜栽培プロジェクトの中で、とりあえず村のお店で野菜の種を得ることに決め、実際に
持っていったときの会話の中でこぼれた、本当に何気ない一言だった。でもそんな何気ない
一言だったからこそ、パワーというか迫力というか、そんなものを自分は感じた。

「しょーご、私たちは援助されたもので生活できるから投資したり働いたりはしないんだよ」

と。

==
前々からそれは自分も感じていた。
あぁ、この村の人達はきっと「困って」なんかいないんだろうな、と。
JICAも援助してくれる、スペイン資本のNGOも色々ものをくれる、災害が起きれば市役所が食料を
助けてくれる、そして観光できたサンサルバドルの人が「貧しい」彼らに物資援助してくれる。
いろんな人の好意で、一見「安定」が築かれている。だからこそきっと切迫した労働の必要性を
感じないんだろう。

でも、そんな自分のうっすらとした危惧を、ここまではっきりと言葉に出された衝撃は、半端ない。

===
ポイントは、この一見「安定」しているように見える状態が実は長期的に見れば明らかに不安定な事で。
もしスペインの情勢がより悪くなって援助を切られたら?エルサルの物価が上がってより切迫した
状態になったら?そんな事態が「練習」するまもなく一気に襲ってきたら?
そんなことを誰も想定することができないことが恐ろしいことだなぁと感じるわけで。

たまにやってくるピンチ(例えば昨年の大雨とか)は、全部「人の好意」で乗り切ることが出来る。
待ちの姿勢を変えること無く、ピンチを乗り越えることが気出る。そしてある意味「変わるチャンス」
を台無しにする。

労働することがユニバーサルの善とは限らないのかもしれないけど、「人の好意」が、
この村のチャンスを潰している可能性もあるのかもなぁとここで感じてるわけです。
だれも、この村の人達を陥れたいとなんて思っていない、、むしろみんながこの村の人達を
助けたいと思っている。


思っているはずなのに、結局「魚」を与え続けるだけの無戦略の「好意」が結局最大の「脅威」
になってこのむらに降りかかろうとしているんじゃないのかなぁ・・・とか感じたりするわけです。

今日も今日とて、農業をする上で土壌を作っていくキャパビルを、農牧省の協力の下やったわけですが
「なにももらえない」とわかった途端、帰る人が出る始末。。そして参加している人も聞いているのか
いないのか、、いまいち興味なさ気な様子。「魚」に慣れてしまうと「釣り」の意義を失う、そんな
様子を目の当たりにして頭くらくらしてますよ。

くらくら


まぁ、杞憂ならそれに越したことはないんですが。


===
なにが足らないかって、多分地域を総合的にマネージメントする人材だと思う。
住民とNGOと市役所とみんながみんな集まって「えっと、これから10年間でどうして行くんだっけ?」
みたいなビジョナリーな話し合いの場が持てないと、もはやこの「好意の脅威」は解消できないのでは
ないかと。JICAはもちろんだけど、国連系ももっとこういう援助の仕方、に重きを当てるべきなの
かなーと。特別現在どれくらい重きを当ててるかとか調べたわけじゃないけどね。
(ここまで書いて思ったけど、にーさんそれもろくそ「村落開発普及員」の仕事やん・・・笑)


援助慣れとかなんとか語り古されたバズワードを振り回すつもりはないけど、
自らが援助慣れしていることを自覚して、だからこそそこに安定している、その恐ろしさとそして
「なんだよ!自覚してんのかよ!笑」みたいなツッコミはかなり印象深いもので。

多分この一件は数年間は原体験となって自分の中に根付いていきそう、そんな予感がする。

===

なんだかエライ冷静な文調で書きましたが、実際は問題の規模感と自分の無力感に
ふかーーーーーーくため息をつき、途方に暮れながら、それでも諦められず、
次の一手を考えている今日この頃です。




っていうか!こつこつ色々頑張ってる中でこんなん言われたら普通に考えて泣くとこやろーー!!




ぶひーーーーー!

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コメント
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2012/04/26(木) 20:50 | | #[ 編集]
ぷっと吹き出してしまいました
あまりにも くっきり!はっきり!の ケセラセラ~なるようになる~で ぷっ!と吹き出して笑ってしまいました。
はじめまして・・東京在住のマドンナと申します。

そうですね~ 楽しく働いて 美味しい物を食べられるんだよ~~~って 言っても、働くのがいやな人を 働かせるのってたいへんそうです・・。

障害児と共に生活してきた私の場合は・・・障害者の就労支援に 農業がいいんだけどな~なんて思ったりして・・。

美味しいプリンを食べて がんばってくださいね♪
2012/04/30(月) 00:24 | URL | マドンナ #2svZrEBc[ 編集]
Re: ぷっと吹き出してしまいました
>マドンナさん

はじめまして、そしてコメントありがとうございます。
本当にラテンの?ケセラセラ~の空気でのんびりしてていいんだか悪いんだかです笑
野菜をソ当てる、動物を育てるって何事に関しても基礎の基礎の勉強になると思ってるので
ぜひともいろんなかたにやってほしいんですけどね~なかなかうまく行かないもんです・・・。

マドンナさんは障碍児支援をやってらっしゃるのですね。想像することもなかなか出来ませんが
また大変な分野だと思います。どうか沢山の愛のある仕事になりますように。
2012/05/13(日) 02:57 | URL | shogooon #-[ 編集]
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Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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