思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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第三号報告書



先日ちょうど1年がたったその日にこんなタイマーをセットした。

見てそのままですが、出国の瞬間までをカウントダウンするタイマー。
(ちなみに普段はブログの右側に格納してありまする。)


このタイマーが300を切って200を切ってそして2ケタになる。

その時自分は一体何をしてるんだろうか。

そしてこれが0になった時、このブログが大爆発!・・・すれば面白いのですが

そういう仕掛けはなくて、伊藤が日本に向けて発射されます。(それはそれで。)


そんな訳で、第三号報告書!(1年)です!

普段活動といった点にまとまりのない当ブログですが、これを見れば今なにしてるか一目瞭然!

なはず。

要約
早くもエルサルバドルについてから一年が経とうとしている。任期を半分終えたにも関わらず、活動は予想以上に困難を極め、未だに「成果」と胸を晴れるものは手にしていない。これは10月には日本から緊急支援を受けるほどの大雨が半月ほど続き活動が停止したという原因もあるが、それ以上に村落開発普及員という仕事の難しさを実感している。「協力隊の1年目は2年目のための準備期間」というのはよく言われることだが、この言葉を信じて一歩一歩地道にやっていきたい。また今年は配属先に新しいプロジェクトも入ってくるので、また状況が急変することも予想されるが上手く対応し自分の活動とうまく噛みあわせていきたい。
活動に関しては前回の報告書で、組織化・市場開拓・観光開発の3軸を切り出したが、これに新たに野菜栽培の導入というものを加えた。項目1では活動の進捗状況を示した。組織化はそれなりに進んでるものの、市場開拓は交通費を賄うだけの売上を上げられず頓挫中、観光開発は住民の興味を引けず活動をストップしている。野菜栽培の導入に関してはまだ動き始めたばかりであるが現状とビジョンを記載した。項目2では成果・課題・解決法を分析いている。全体に影響を及ぼす大きな課題の1つとして村内の人間関係・信頼関係が上手く行ってないことを挙げている。これは以前村内でプロジェクトを行った日本の責任でもあるので、なんとか任期中に改善に貢献したい。項目4では社会格差、おもにエルサルバドルの経済格差に関して感じる所を書いた。漁民の方々が水・電気なしのトタン小屋に住む一方で、その隣に金持ちが別荘を構える、そんな現実が日常化しているのを見る心境はなかなかに複雑である。項目5には旅行文化があまりない当国の特徴と、今後に計画している他隊員との協働の見通しを書いた。

1,活動進捗状況
「組織化」に関しては、1つのコミュニティ(村)において全三回の政府によるキャパシティービルディング
を終え、現在は登録待ちとなっている。またもう1つの村においてはキャパビルを受けるための下準備が
整った段階であり、現在キャパビルの日程を調整中である。

「市場開拓」では現在売り口が皆無に近い貝に関して、近隣都市のフェリアに出店したものの交通の便の
悪さから赤字となり、それ以降進んでいないのが現状である。

またエコツーリズムの開発は、任地にあるマングローブ・ウミガメなどを潜在的な観光資源として評価していたため、新たな収入源の可能性として進めようと計画していたが、村の人たちの興味を惹くことが出来ておらず、ほぼ独り相撲になりかけていたので現段階ではこれに関する活動をストップしている。

また2号報告書以降に新たに見つけたニーズとして、「自給自足を目的とした野菜栽培」の促進を始めている。
現在は村内で野菜作りに興味のある人を集めグループ化し、野菜作りの前段階である土壌改善を目的とした
ボカシ肥を作っている。この活動は最終的には、現在職のない村民を巻き込んで、有機肥料の販売を行うこと
を副次的な目的としている。

===

2,着任後1年時点の活動結果と課題、及び課題に対する解決案
現時点での活動成果は無いに等しい。
強いて言うのであれば担当している一つの村において、法的な組織化のプロセスが進んでいることくらい
だろうか。一番ネックになっている課題としては、村においての複雑な人間関係を上手く扱えていない点が
挙げられる。以前JICAが貝類養殖プロジェクトで支援した家庭と、村のその他の家庭の関係が良くなく、
結果として様々な面で協働が妨げられているというのが現状である。しかしやる気だけを評価し、従来通り
被支援家庭に対してのみ活動を行うことは、容易ではあれど自分の信条に反するので、なんとか裨益層を
増やす手を考えている。幸い一年活動することでおおよその人間関係を捉えることはできてきたので、新たに
リーダーシップを取れる人材を探し、村における協働の中心に置くと共に、従来の裨益家庭に対しては
家庭の利益のみでなく、村全体の利益の重要性を活動の中で説いていきたいと考えている。

また野菜栽培においては、市販の種を用いて野菜栽培を始めようとしたものの、発芽率が低過ぎるという
課題に直面している。この点に関してはCENTAと呼ばれる農民支援組織に苗などの援助を求めようと考えている。

===

3,現地支援制度活用計画
現在のところ当制度の活用を考えられる段階に至っていない。

===

4,社会的格差に関する所見

私自身がエルサルバドルの中でも特に経済的に恵まれていない村で働いているため、経済格差に関しては
考えさせられる所が大きい。首都には日本ほどではないにしても背の高いビルが建つ一方で、私が活動
している村には水も電気も通っていない。
同僚が$900/月の給料をもらっている一方で、採貝漁民の村では月収は$100に満たない。
綺麗なマングローブ林の中で漁民の方々がとたん小屋に住む隣に、金持ちが綺麗な発電機付きの別荘を構えて
いる。これが私の見ている現実である。興味深いのはこれだけの格差がありながらも、漁民の方々は不平を
唱えるでも追いつきたいという気持ちを抱くでもないことであり、一方で漁民の中でレストランを経営し
上手く行っている人を妬む所である。金持ちは既に別世界ということなのだろうか。

赴任前は男尊社会であるという話を聞いていたが、村でそれを感じる機会は意外なほどない。
漁業農業をするのは比較をすれば男性のほうが多いが、女性でやっている人も存在し望めば可能だという。
男性が女性に対して何か(家にいることなど)を強制している様子は見たことがない。

===

5,その他特記事項
1)受入国の生活習慣
活動でエコツーリズムの開発を手がけようとした時期に感じたのだが、エルサルバドルに暮らす人たちは
「旅行にいく文化」というものが日本人に比べて少ない。休日の過ごし方としては家でゆっくり家族と
過ごすことが多く、外出するとしてもビーチが大部分の選択肢であり、日本人からするとバリエーションに
乏しく感じられる。もちろん経済的に豊かな人は旅行などの機会も増えるが、それでも日本と比較すれば
非常に少ないということができる。

2)他事業との連携状況
23年度2次隊で派遣された料理隊員と、任地で採れた貝の新しい調理法を考える計画をしている。
これは現在貝を使った料理のバリエーションが非常に少なく、またそのような料理の存在は今後観光業が
この地域で発展したときに必ず一つの武器になるからである。また2012年には再び貝類養殖プロジェクト
が任地に入るので、このプロジェクトとも協力して活動を進めていきたい。


===

そんなこんなの報告書。思えばあと2本書いたら終わりなんだなー。

今週金曜日はいよいよ中間報告、そして来週以降は2週間首都での中間語学研修。

さてさて、今週も一週間頑張って行きましょい!
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shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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