思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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報告書は誰のため?(第一号報告書)

_DSC3296.jpg

いよいよ季節は雨季を迎えようとしてるのか、マンゴーが熟してきて嬉しい!
道端に普通に転がってます。

久々にSP-AF17-50mm-F/2.8-XR-DiII-VC-LD-Aspherical(B005)での写真。

やっぱりこのレンズ、大口径だけ合ってほんとによくぼける。F2.8もう少し絞ったほうが綺麗に撮れるのかも。

_DSC3291.jpg

「花を撮影してる自分」とか想像するだけで鳥肌が立ちますがw綺麗だったので撮ってみました。ブルブル

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来たときはバリバリの雨季だったエルサルバドルも、4月を迎え雨季に向けて加速し始めてる。

もう三ヶ月もたったんだなぁ・・・と思いながら、第一号報告書をカキカキするわけです。

(JICAの長期ボランティア、(協力隊・シニア)は3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、24ヶ月
の5回報告書を書くことが求められる。以前は訓練所で書くヤツを0号報告書と呼んでいたとか
読んでいないとか・・・。)
===
この報告書は「結構広く一般公開されてます」っていう、なんとも中途半端な触れ込みで書くことが
義務化されており、その触れ込みとおり一般的にはJICA地球ひろばまで行けば見ることができる、という
中途半端っぷりを発揮している。ネットで公開してくれたらいいのに。。笑

書いてみる前は「一体誰のための労働なんだろう」って思ってた。
税金を払ってくださる国民のためにしては、情報へのアクセスが悪すぎる。
JICAへにしては、2500人近くいるであろうボランティア全員分を読んでるとは思えない。
仮に読んでたとしても、活動始動が入るわけでもない。まぁ言葉上はボランティアだし。

少々憤慨しながら書いてみて、はたと気づいた。

ああこの報告書、書いてる人自身のために存在するんだと。

====
3ヶ月活動して感じるのは、長期の視点を持つことがかなり難しいということ。
動けど動かねど誰かが何かの評価を直接的に下すわけでもない。日々何かしらの苦悩を持ちながら
あーでもない、こーでもないと目先のことを考えるけど、そういう「思考」は大方大して意味を持たない
「悩み」という形で消化される。

でも文章レベルにそれを落とすと意外と、すっきり自分の考えが整理されてるってわけです。
まさか報告書に「あーでもありませんし、こーでもありません」って書くわけにもいかないし。
報告書書く上で、確認しなきゃいけないことは意外と「日々知ってるべき」ことで、知ることを
怠ってたことだったりもする。書く上で否が応でも半年後、一年後について考えなきゃいけないし
人と話さなきゃいけない。目を背けたい、痒い部分を果敢に攻めなきゃいけない。

こうやって改めて利点をまとめてみると、「いや報告書どうのこうのっていうか、それ普段から
最低限やることじゃん!」って思えてくるけど、、、う、、、やってなかったのね自分、、と反省中。
普段から報告書書くくらいの気概で望まないと、話にならないなぁと反省することも出来ました。
(なんでこんなあくまで前向きな捉え方なんだろうw)

当初3800文字なんて、逆立ちしてかけるわ。(ちなみ逆立ちはできない)って思ってたけどたかが3800文字
されど3800文字なわけです。

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そして報告書に限らず文章ってのはやっぱり面白くて本当に人柄が出る。
ランダムにいろいろ見ていって、

あーこの人むっちゃ仕事できるんだろなーひええー とか
この人きっと優しい人なんだろうなーなごむー とか
うわーーガチガチのロジック派きたーーー とか

見てて飽きません。協力隊員はネットで見ることが出来ますが、その他の方も観てもらうと面白いかも。
本当に「協力隊」っていうのがどういうレベルにあって、どういう活動をしてるのかっていうのが
だいたいつかめるんじゃないでしょうか。

それとともに自分の文章にもっと気を使わないとなーとかも思ったりするわけです。
自分の文章って人にどんな印象を与えるんだろう。オモロイテーマだと思う。


====

というわけで私の第一号報告書です。まさかの大公開。
一体どこでどんな活動をしてるのかていうのが、わかるようにまとめました!
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◆報告書要約(800字)
  エルサルバドル入国から3ヶ月、そして任地赴任から2ヶ月が経過しようとしている。雨季が近づき日増しに暑くなる環境の中、語学の壁に苛まれ、船という特殊交通手段の壁に苛まれながらも、生活に関してはやっと慣れを感じ、健康的なサイクルを回せるようになってきている。一方で協力隊としての活動に関しては、未だ軌道を探る段階である。特定の仕事、及びルーチンワークの存在しない村落開発普及員という職種に置いて、「まず最初の仕事は仕事をさがすことだ」という言説はやはり的確である。当報告書に於いては、項目1にてボランティアの任地であるプエルト・エル・トリウンフォ市及び活動施設と活動コミュニティであるヒキリスコ湾内のコミュニティの説明を記した。ボランティアの活動コミュニティでは、湾内に存在するアカガイ類の採貝活動を行っているものの、十分に収入を得ることができず今後商品開発や湾内での連携が期待される。項目2にてはボランティアが働くCENDEPESCAの組織、問題点などの概要を示した。項目3に於いては、これまで二ヶ月間活動した結果、ボランティアが今後二年間活動していく軸を、要請書の内容と照らし合わせながら二本書き出している。また項目4にて、今までボランティアが活動してきた内容から今後の見通しを示そうとしたが、当報告書時点では具体的な活動方針を見出し明記することは出来ていない。最後に項目5に於いては、3ヶ月間エルサルバドルで活動してきた中で感じた、当国の印象を書いた。

◆項目1.(40字)活動地域及び配属先の概要
ウスルタン市よりバスで一時間ほど離れたプエルト・エル・トリウンフォ市を拠点として現在活動している。この中で活動対象コミュニティは、港から船で30分以内に位置するヒキリスコ湾内の4つのコミュニティとしている。これらのコミュニティは後述の貝類増養殖プロジェクトの中で選ばれたコミュニティであり、主にアカガイ類であるcurilやcasco de burroの採貝や漁業、ココヤシの精油などで生計を立てているものと考えられる。貝類の取引値は非常に安く、労働量に対して収益が上がりにくいことが問題になっている。また現時点ではコミュニティ間の協働、情報共有などが活発に行われている様子はない。
配属先は農牧省水産局のCENDEPESCAトリウンフォ支局になっており、20代後半のスタッフが5名がおりこのうちの1人がカウンターパートとなっている。またその他、稚貝生産を補助するスタッフや警備員、清掃員を含め10人弱がここで働いている。
援助受入実績としては2005年から2010年までJICAのプロジェクトとして「貝類増養殖プロジェクト」が入っており、CENDEPESCAがエルサルバドル側の受け入れ主体となっていた。その時に専門家が3名とJICAボランティアを受け入れていた。

◆項目2.(40字)ボランティアが所属する部局の概要
本文(500字)
当部局は市内のはずれに位置し、その敷地内はマラスが多数存在する市内に比べると安全ということができる。当局の業務内容は「東部零細漁民」の支援のためアカガイ類であるcurilとcasco de burro又はostraと呼ばれるイワガキの種苗を生産しコミュニティに付与すること、及びコミュニティにおいてその技術を広めることである5人のうち2人はアカガイ類の養殖に、2人はカキの養殖に、残る1人は稚貝の餌の育成に従事しており、また4人は日本での研修を経験している。またこの5人はいずれも生物学を専門としており、社会開発系の人員は配置されておらず、コミュニティからは足が遠い傾向にある。また全員学士卒業であるにもかかわらず、データ管理や貝類の管理が杜撰であることも否定出来ない。現在の課題を言えばアカガイ類に関してば、稚貝の生産が思うように進まずコミュニティに下ろせる稚貝を持っていない点、カキに関しては稚貝は生産できているものの、それを託すことのできるコミュニティが満足に機能しておらず効率的に生産につながっていない点、さらには全体の問題としてコミュニティとのコミュニケーションが満足に取れていない点を挙げることができる。


◆項目3.(40字)配属先のニーズ
本文(500字)
配属先から強く期待されている点は現在のところない。この中でボランティアとしては、大きく次の二点の着目して今後の活動をしていこうと考えている。一点目は社会開発系を専門とするスタッフを持たない当局と支援対象コミュニティのパイプになることである。ボランティアが到着するまでの間、配属先がコミュニティに足を運ぶ頻度が半年に一度程と極めて低い。このためボランティアが配属先とコミュニティの架け橋となり養殖の技術面での支援をより円滑にするとともに、要請書にもあるように組織強化や販売先の開拓などを行っていくことが求められると考えている。
また二点目として、稚貝生産に関する技術面でデータ管理などの側面に関して意見することである。現在水質のデータなどは継続的には取得されていないため、この点でもボランティアが参加しながらデータ管理の徹底を促すことができると考えている。幸いボランティアは理系であり専門ではないにしても少しはデータ管理に関する知識がある。この点は要請書にはないが、稚貝の生産の遅れが後のボトルネックになるのは必至なので、少しずつ注力していく予定である。


◆項目4.活動計画準備状況
本文(500字)
配属先が稚貝を支援している8つのコミュニティ(他隊員の任地を含む)を訪問し簡単な自己紹介を行った。また配属先がそれらのコミュニティに関する基礎情報を所有しなかったため、コミュニティに所属する人数、男女比、漁場までの距離、などの簡単な基礎情報の聞き取りも行った。収集した基礎情報に加え、交通手段も考慮した結果ヒキリスコ湾内の4つのコミュニティを主に活動の対象とすることに決定した。この4つのコミュニティのうち3つに関しては、現時点では最初の訪問以降顔を出せていないが、4月以降訪問し信頼関係を築こうと計画している。一方4つのうち残りの一つのコミュニティでは養殖場の修繕を行ったり、中米の漁業会議に向けてコミュニティ紹介のプレゼンテーションを作ったりと週一回程のペースで通えており、信頼関係が築けつつある。4月以降はコミュニティ内にある簡易食堂のメニュー作りをしつつ、更なるニーズの掘り出しを行っていけるのではないかと考えている。どのコミュニティに関しても、信頼関係と時間なくしては本質的な問題を見極めることはできず、現時点では最初の一年は配属先の活動に同行しつつ信頼関係の形成を目指す予定である。

◆項目5.(40字)受入国の印象
本文(500字)
 赴任前は「愉快なラテン人」という先入観を持っていたが実際はそれほど「愉快」な人は少ないように感じる。仕事と生活を共にする人たちが大学卒の所謂「上層階級」に属することもあるのか、普段のコミュニケーションの密度は日本でのそれと大差ない。また港を歩いてみても、異国の者として興味をもち話しかけてくるのは10代の少年が多く、一方で漁師たちとはこちらから挨拶をし、積極的にコミュニケーションを展開しない限り関わり合いを持つ事は難しいものと考えられる。しかし一方で2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震を気にしてくれる方もいて、職場の同僚はもちろんのこと、コミュニティで知り合った方や食堂などで仲良くなった方まで心配をしてくださったりする。
 仕事の面では朝早くから働くときもあれば、オフィスにてネットで遊んでいる時もあったりと仕事の濃度にバラつきがある印象を受ける。また時間に関しては、基本的に守るものの、遅れることに対して罪悪感はそれほど感じていないようで、遅れたことに対して謝罪がないことも少なくない。以前より計画していた予定が変わることも度々あり、計画性という概念の存在が乏しい様子が伺われる。

===

ぶ、文章、か、堅い。。。


そんな感じで週末を迎えます。



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shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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