思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

まさかの事故に遭う

「途上国は事故が多い」

なんて耳汁が垂れるほど耳タコなわけですが、まさかの2ヶ月目にして交通事故?に遭いました。

しかも船×船の事故に。乗っていた船が相手の船よりもやや大きかったこととラッキーが重なり、

膝をちょっとすりむいただけですんだし、(これは完全にラッキーだったんだけど)一人の重傷者

もださずにすんだんですが、でもあれ一歩間違えたら命落とす可能性もあったなぁと思い返して背筋が

寒くなる、そんな出来事でした。

===

僕の仕事、船に乗ってコミュニティを回る仕事がまず第一にメインになりそうなので、そりゃ当然
平日はなるべく毎日船に乗れるようにしている。(むしろ船に乗らない日はほぼ仕事できず鬱々しく過ごす笑)
最初のうちは、波に揺られるランチャー(船)とか結構怖かったけど、今はもう慣れたしテンションは
上がるけど恐怖感は全くと言っていいほどない。

今日は、普段生活しているTriunfoの方に仕事がなかったので、同期のSAORIが生活しているLa Unionの方に、
向こうのコミュニティーの様子を見ながら、職場の人(CPではない)の手伝いでもしに行こうかなーという
所だった。朝六時にこの街を出て、二時間半くらいで港につきそこから出港。特に問題もなく楽しく
やれるはずだった。

ランチャーは基本的には隊員は運転することはできないので、Triunfoにも(僕の場合はカルロス先生!笑)
LaUnionにもランチャーを運転してくれる人がいる。いつもどおり船に乗り込み、ちょっと今日は積荷が
多かったので船首が上がってるなーとは思ったけど大して気にもとめていなかった。そのまま出発!
ランチャーでの移動は非常に気持いい。海の上がほぼ無風でも、キャップを押さえてないとやばい位
には風を受けるので直射日光の下でもいい風が来るし、海の上を飛び回る鳥とか魚を見るのはやっぱり楽しい。


そんなかんじでランチャーの移動を楽しんでた。

====
====

あれ?あの船、結構近いけど大丈夫?


と思ったのはもうぶつかる4秒くらい前だった。(ように感じる)
その時に「気をつけて!」って叫べばよかったんだけど、こっちの運転手も気づいてるだろう
と勝手に踏んで一瞬躊躇した。

大丈夫なのかな?

え?まだ避けないの?

ヤバイヤバイヤバイ!!

と思ったときにはもう全部手遅れで、記憶に残ってるのは相手の船(ちょっと小さめで2人乗ってた)の
乗船員の一人が咄嗟の判断で海に飛び込んだ時の映像と、船首が少し上がった自分たちの船が相手の船に
乗りあげていくときのガリガリという音と衝撃。そしてヤバイ!と思うくらいには準備が出来ていたので
ガッツり踏ん張った手と足に入った強い力。それでも相手の船を乗り越したときに自分の膝を船の壁に
打ち付けた。


===

ぶつかったあとの自分は意外と冷静だったのも結構印象的。
同僚(朝も早かったのでウトウトしてた)とランチャーの運転手の無事を確認したあと
すぐに相手の船を見つけることができた。乗り越えたし木っ端微塵になってたらどうしようか
と考えながら探したのを覚えてる。

相手の船に乗っていた方の咄嗟に飛び込んだ人の方は幸い無傷だった。

だけどもう一人のほうが見つからない。マジで?青ざめる。
船に近づいてみると船横の木が抉れ、船の部品であったであろう木があたりに飛び散ってる。
その中に額から血を流している老人が横たわっていた。今度は本気で青ざめた。

あたりからも釣りをしていた船が集まってきて、その壊れた船に数人が乗り込み
老人を抱き抱えると、老人は意識を取り戻したのか彼らに反応していた。心底ほっとした。
あたりから批判の目が集まるうちの船の運転手がなんども

「No lo vi(おれは見えなかったんだ)」って言ってるのが耳に残っている。

====
その後は、モーターがちょっとイカれ、衝撃をうけた一部が凹んだこちらの船で向こうの船の二人を
我々が乗船した街、La Unionまで連れて行きった。幸い老人は港に着くと歩いて船を下りるくらいには
元気だった。降りていく彼らを見て、なんか声かけないと!と思ったのに結局そこもヒヨってなんの
声もかけられなかった自分が情けなかった。

同僚に彼らは大丈夫かな?って聞いてみると
「お金は払われるから大丈夫」という答えが帰ってきた。
え?ここでお金の話かよ!そうじゃないだろ!まず体の心配しようよ。。
そんなことを思う。

===

今日の一連の件を通して思うのは以下4点。

1,「見えなかった」って開口一番いっちゃうことへの怒り
そこ?そこじゃなくない?たしかに見えなかったのは事実だけどまず在るべきはそれじゃない。
エルサル人は言い訳が・・・みたいな言説があるけど、そんなステレオタイプを鵜呑みにしようとは
全く思わない。でもそこでそう言っちゃうのは人間としてどうなのっておもう。

2,大丈夫かどうかでお金の心配しちゃう事への想像力の欠如感への怒り
まずこっち有意でぶつかってるんだから、体の心配からじゃない?やっぱりそれはお金の保証が
バックにある日本的な考え方なんだろうか、、とも思うけど。うーーん。それにしても彼らは
体が資本で働いてるわけだし、更に大切な船も大破した。それを補ってなお余る金が継続的に
手に入るとはこの状況からは思えないんだけど・・・。

3,なによりも一切積極性のなかった自分への怒り、やるせなさ
そもそもぶつかる4秒?前にヤバイって察知してたのはこっちの船では自分だけだったかも。
あの時叫んでれば、何かが変わったかもしれなかったのに。そういう意味では運転手よりも
悪じゃん。って結構凹む。これでもしもの事があったら、自分が手を下したのとそう変わらない。
なんなら、見えなかったって言っちゃう運転手を責める権利は自分にはない。ここに懺悔。
さらに最後に大丈夫かどうかすら聞いてない自分どうなん?と一層なんだか滅入る。


自分の正義感は一体どこ行った・・・。

はぁ、だめだめや。。


4,やっぱり危険と隣り合わせ
まぁこればっかりはある程度覚悟の上で来てるから仕方ないんだけど。
車の交通事故を始めとしてこういう想定外の事故がたくさんあるんだろうなー。
さらにやっぱり自分が住んでいるところの近くには、ギャング集団が陣取ってて正直夕方以降はコワイ。
昨日の夕方同僚と買い物にい言った帰りに、載ってる車を囲まれて窓叩かれたりしたのは
結構ってか相当怖かった。ひーーー。
安全意識なんていう言葉、吐けば吐くほど嘘くさいけど、ちゃんと向き合わないとなー。
最近方と思った記事に山本敏晴さんのブログの
「途上国で国際協力をするための安全管理・危険回避について」
というのを挙げておく。この中で一番自分の目を引いたのが(と行ってもまだ全部読んだわけじゃないけど)、

第二節: 死んではいけない、最大の理由。


国際協力をやる人は、途上国で死んではいけない。

もしあなたが死んだ場合、
日本人がそこで活動することは危険だと
(日本政府の)外務省などが判断し、
JICAなどの大型国際機関が活動を縮小する。

ユニセフなどの日本人の国連職員が働いている国際機関も
活動を縮小する可能性が高い。

つまり、
あなた一人が死んだせいで、
何千人もの人がおこなっている
途上国での援助活動が停止となり、
その結果、
その恩恵を受けていた途上国の人々が窮地におちいる。

食糧も水も届かなくなり、
教育も医療も停止してしまう。

あなた一人が、死んだせいで。



というところ。ほんとうにそうだなって思う。
気を付けないと。


=====

そんな感じでなんだかんだ無事に生きています。
にしても日本で車×車の事故にあったことも殆ど無いのに、いきなり船×船の事故に合うなんて
やっぱり自分はなにか持ってると思う(そのなにか、いりません、切実に。)とりあえずすべきは

・安全には気をつけよう。
・なにはともあれ自分の「人間としてどうなん?」っていう部分には正直に行こう!

ってな感じです。

結構ショッキングでびっくりした出来事なので思わず長文になってしまった。。
みなさんもお気をつけてー!


関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


東大生ブログランキング

↑協力隊活動の広報のためにも切実にPV数がほしい今日この頃。1日1クリックよろしくお願いします。

最新記事
カテゴリ
もろもろ達
カウントダウンタイマー
最新コメント
月別アーカイブ
FC2カウンター
リンク
QRコード
QRコード
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。