思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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終論・駒ヶ根マジックはなぜ少なかったのか

そろそろこのテーマについて書こうかと思います。

題名はインパクトあるようにこう銘打ったけど、マジックだけに限らず

2ヶ月間・共同生活・山奥・厳しい?体験

っていうこの一般生活からはかけ離れたキーワードの中で生活した感想

もこみこみです。やっぱり「人間の集団」とかに興味がある身としては

あそこでの異空間的な生活を振り返らないわけには行かないよね!
まずはじめに、基本的な語句の説明として
駒ヶ根マジック、二本松イリュージョンというのは、2ヶ月間に渡る訓練期間中に
カップルが生まれることを指しています。ちなみに、マジック、イリュージョンなど
といった名前が付いているのは、それが2ヶ月限りにものである場合が多く長く続かない
「幻想」的なものであることを示しているとかいないとか。

========

協力隊関係者?にとっては駒ヶ根マジックも二本松イリュージョンもかなりメジャーな用語、
出来事にもかかわらず(※15時以降にあった眠かった講義の時間の講師の先生型からも何度か
このワードを聞くことができたし、語学の先生とかもこれらの存在を知っている)、マジック、
イリュージョンに関して書かれているブログはあまりに少ない。分析してるものとかは皆無に等しい。

大きな原因の一つには、訓練終了から任国派遣までの時間が非常に短いことが挙げられるだろう。
訓練生活から現実世界に引き戻されたと思ったら、もう出国。振り返ってる暇なんてないよね。
実は我らが3次隊は年末年始を挟むことから、比較的時間に余裕がある隊次。そして何よりも人が
やってないことをやるのが「仕事」の基本だよね。ってなわけで今後協力隊を目指す皆様の少しでも
参考になればと思い、そして訓練生活をよりリアルに想像できるように、この記事を残すわけです。

ちなみに、ここに書かれている情報は
・平成22年度3次隊駒ヶ根訓練所における参与観察
・訓練終了後における二本松訓練所との情報交換
・先輩や協力隊関係者などに対する聞き取り調査?
などをもとに推論されたものです。相変わらずの独断と偏見に満ちておりますのでそのへんはご了承を。

5割くらいの本気考察と5割くらいのネタとして呼んでいただければ幸いです。
(あと加えて他にも情報提供をしてもらえると更に磨けたりするかもね)
あといらぬ勘違いを省くために一応断ると、訓練の目的はあくまで語学です。
語学が以下に厳しいのかってのはここまでの記事を呼んでもらえれば分かるかと思います
(分かってもらえるかなぁ?w)くれぐれも恋愛してるくらいなら仕分けろみたいなことは
言わないでくださいね。ホントに。

==============

本来なら観察結果のデータ報告からするべきなんだろうけど、そのへんはプライバシーとかもあるので
ご配慮とご了承。とりあえず駒ヶ根訓練所のスタッフ曰く、「今隊次は少なかった」であり、守衛さんの
いうことには「二人で外出する男女が少ない」とのことだったので、やっぱり22-3駒ヶ根は
マジックがあまり起きなかったと考えていいでしょう。おそらく隠れを合わせても両手で足る程度です。
ちなみに二本松はおよそ駒ヶ根の倍位のカップル数がいたとかいないとか。
さらには過去の隊次によっては50組(!!っていうか訓練生が200人と仮定しても半分かい!!)
もマジックが起きた年があったとかなかったとか。なにしろ、シニアも含め老いも若きもチャンスが
あるそうだ。

==============

ではいよいよ22-3駒ヶ根で何が悪かった?のかの分析。
おそらく様々な要因が絡み合い、単純に分離はできないけど。

1,班編成と建物立地
訓練の生活班は隊次によって編成の仕方が異なるという。
今回の隊次は語学が一緒の人を固める編成だった。さらには男子塔と女子塔に居住スペースが
分かれており、行き来しにくくコミュニケーションが取りにくかった(男子は女子塔に入りにくかったしね)。
生活班が語学と一緒ってことは、関わる人が同語学内に限られることを意味し、その上居住空間が分かれること
は、限られた同性としか接触できないという状況を生む。心理学の世界では「単純接触の効果」というものもあり、
この点で今回は不利だったか。一方で二本松は班編成が五十音順(語学加味されず)。
居住空間は各班でワンフロアということもありこの点では有利だったと想像できる。

多分これは主原因の一つだね。

==

2,冬という季節
これは有利に働くこともあれば不利に働くこともあるとか。

有利・・・冬は寒いから対人距離が近くなる。
よって男女の仲も成立しやすい。(なんて単純明快なんだw)

不利・・・寒いから部屋にこもりがち。外出する機会もないし、日照時間も短いので外で話たりする
時間も短い。今回は完全に不利に働きました。どうもありがとう。夏とかはどうやら夕食の後も中庭で
喋ったりするらしい。すごいね。冬だと凍死するよね。あんなとこで喋ってたら。

==

3,フリーハグという文化
今回の駒ヶ根ではハグが挨拶。みたいな文化になったのも一因っていう仮説。
対人距離が近すぎたぶん恋愛に発展する芽を潰すという裏目に出たんじゃなかろうか。
ハグ以外にもかなり駒ヶ根の対人距離は近くて、二本松と一緒に飲んでもコマがねーぜ
の距離の近さは驚かれたりもするわけです。
(ちなみに二本松ではフリーハグの文化はなかった。協力隊は皆してそうだけどそんなこともないのねー
個人的にはアレは素敵な文化だと思う。中米とかで挨拶にハグをする理由がちょっとわかった気がする。)

==

4,やや醒めた目線で協力隊を見つめる駒ヶ根
これも二本松との比較で。訓練が終わったあと二本松と駒ヶ根での合同懇親会で感じた温度差。
もちろん全部が全部そうだったとは思わないけど、二本松のほうがいわゆる「熱い人」が多かった
のは事実だと思う。協力隊であったりとか訓練生活であったりとかそれに「没頭してる人」が多かった
んじゃないだろうか。学生のノリ的なね。一方で駒ヶ根はもちろん訓練を楽しみきったし、
ものすごく仲良くもなったけどその一方で、協力隊や訓練と一定の距離を保って自失するほど
没頭した人はおそらくあまりいない。メタ目線で協力隊や自分を捉えながら生活した人が多かったんじゃ
ないだろうかねぇ。
顕著だなぁと思ったのが、隊歌?である「若い力」への取り組み姿勢だった。
二本松組が飲み会の途中でこれを歌うくらいに「若い力」を愛したのに対して、駒ヶ根は、、ねぇ笑

個人的には「アツイ」ことが単純に良いことだとは思わないし、「没頭したかった」とも思わないし
駒ヶ根のゆるゆるとしてひしひしとアツイ感じも大好きだった。(っていうか自分は性格的にはそっち
のほうがあってる気がする。実は。)でもこれがマジックという観点ではマイナスに働いたってのは
一理あると思う。(恋愛に限らず人間関係はPV=nRTの傾向ありと個人的には思ってる。これはまた後日)

==
5,若手が少なかった説
これも影響してると思う。22-3駒ヶ根には新卒世代が少なかった。
二本松にしても駒ヶ根にしてもマジックには若手が絡んでいる傾向にある。女性か男性かどちらかが
25歳前後という傾向が見て取れる。
そう考えると新卒が多くて序盤から積極的にアクションを起こす人が多ければもう少し違った展開も?
序盤で新卒付近の若手が動いていれば、訓練所自体がそういう雰囲気になった可能性もあったかも。


=====
こんな感じの原因が結果を生み、またその結果が新しいモノの原因となって駒ヶ根マジックは
生まれにくかったんじゃないでしょうか。あとここから下に挙げる三つは、訓練中に何度か
原因として耳にしたけど、一応ここでは取り扱わなかった。仮説たち。


補説1、草食系男子が多かった説
これは女性陣の中で一般的に唱えられていた説。うーんそうなのかと思うような思わんような。
個人的には草食系男子なんていう総称は「状況依存」な面が大きく、必ずしも人の性質を表してる
とは思わない。だってそんな簡単に人間の傾向が草食系になったり肉食系になったりしたら
何千万年と続く人類はあっというまに滅びてたと思うわけで。そう考えると22-3駒ヶ根が草食系
だったっていうのは結果論であって、問いは「なぜ男子が草食的に振舞ったのか」ってとこらへんに
落ち着くんだろうね。そしてそれへの考察が上に書いたものになるのでは。

補説2、男子のレベルが低かった
そんなことはねーーーーーーーー!と言いたいところですが、なんかいろいろごめんなさいw

補説3、可愛い子には彼氏がいてイケメンには彼女がいた
弱肉強食の世の中ではそれが普通で、訓練所がその縮図であっただけ。原因としては少し弱い。

補説4、男の平均年齢が女性よりも若かった
これもまた補説3同様の理由で却下。(ちなみに語学発表会ではこれも一因にいれて、聴者の女子陣
から大バッシングをくらった。ごちそうさまでしたw)

=======

以上が今回の反省点を踏まえた簡単な考察になるだろうか。
詳しい話はまたお酒を飲みながら、是非一緒に考察を深めてくださる方がいれば嬉しいです。

二ヶ月間ではあるけれど、非現実的な訓練所生活では噂通り(今回は少なかったにしても)マジックが
存在している。このチャンスを敢えて掴みにいくのか、それとも先に控える2年間を思い今は控えるのか
これは完全に個人の自由だと思います。ただ、(大概のボランティアにとっては)一生に一度しかなく、
そしてその一度は誰もが経験できるわけではない二ヶ月間である。このブログを読む後の協力隊隊員
たちが、後悔のない訓練生活を送ってくださることを願っています。そしてあわよくば、この考察を
深めてコメントでも何でもくださると楽しいですね。

ちなみに僕はマジックもその片鱗もありませんでしたが(笑)

一寸の後悔もありません

本当に楽しく同期の皆様に良くしてもらえた最高の二ヶ月間だと自負してますー^^アレ以上はなかったね。
(twitterなどを見て「じつはヤツは未練あるんじゃないか」とか思われると癪なので一応ね!w)

=======

あと個人的に、駒ヶ根訓練所でみてて興味深いなーって思ってた現象は

・統率力のあるボス猿がとうとう最後まで出現しなかったこと
 →これは駒ヶ根のあの緩い空気感もあってと思うが。みんなの先頭にたってグイグイ引っ張ったり
  指揮をとって、カリスマ性だかなんだかしんないけど皆ついてく、、、みたいな現象が起きなかった。
  これはあの生活様式を考えるとかなり特異なことじゃないかなぁ。ふつうは一人くらい超絶なボスが
  現れてもいいと思うけど。
   一方で協力隊の活動意義というマクロ視点で見ると、「ボス猿になること」は避けるべきだと
  個人的には思ってる。あくまで現場主導型の活動をするためには、ボス猿になることよりもバックに
  回って糸を引くことがサステイナブルであり、協力隊本来のあり方なのかなーとか考えたり。
  まぁこのへんの思想は人それぞれですね。また誰かとこんな話をゆっくりしてみたい。

・村落絡みのマジックなりややこしい話なりが割合的に極端に少ないこと
 村落は全400人以上いる22年度3次隊の中で70人以上(約2割)を占める、大所帯である。
 にもかかわらず今のところマジックの情報網にかかってるのが一件のみってのはなかなか興味深い。
  しかも自賛するわけではないが、村落のひとっていわゆるコミュニケーション能力の高さを保証さ
 れて合格してるはずなのに(専門性はコミュ力です的なね)。これには何かしらのバックがあるんじゃ
 ないかと踏んでる。まだ村落開発普及員に関してはもう少し考察する余地がありそう。他の隊次がどう
 なのかはわからないけど。

まぁこのへんは後世への研究課題として残しておきます。誰か分析してください。そして教えて下さいw


========
さてこんな感じでしょうか。
そろそろいい加減訓練所ネタで油を打ってる暇もなくなってきて、準備に飲みに、そして飲みにと
大忙しになってきます。だんだん気分も訓練所気分を抜けだして現実が見えてきたしね。


よーーしがんばらないと!

忙しいながらもここはすこしずつ更新していきたいです。

ではでは!
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コメント
No title
おもろー!
訓練所出てから数件マジック情報仕入れたけど、全く知らんかったわ笑 見事にフラ語に必死になってた結果よね。

「4,やや醒めた目線で協力隊を見つめる駒ヶ根」

っていうのはすごくわかる気がする!あたしも個人的にはこの駒ヶ根の姿勢が居心地がよかった。ま、マジックには作用せーへんかったとしてもこれでよかっったと結果オーライと考えてまふ。
2010/12/17(金) 18:31 | URL | saya #Uca4HbNs[ 編集]
No title
考察イイ!!
情報がまんべんなくもれなく整理されてて、さすが!エンジャクシ!
夜中に議論した内容も加味してくれててありがとう^^

個人的な意見としては、

① 元気さが「女性人>男性陣」って感じやったと思う。
今回の数少ないマジックも割と女性主導で成功したマジック多くない?
あと、女性人の方が好意をオープンに表現している人多くて、
男性は行為を心に秘めてた人が多かった気がす。
男性陣のがっつきがたらなかったな~
この辺、ぜひ定量的に分析して欲しいですw

②あと、やっぱでかかったのは、
初期にマジックのパイオニア不在だったことかな。
はじめ一か月くらいまでは、男女二人でコンビニ行っただけで、
「あの二人付き合ってるんじゃ?」みたいな雰囲気があったけど、、
あの時期に公然と付き合ってるカップルとかいれば、
だいぶ雰囲気変わってたと思うなぁ。
2010/12/19(日) 23:33 | URL | SHU #3/2tU3w2[ 編集]
No title
なるほどね。
醒めていた、というか冷静に駒ヶ根をみたものとしては、住みやすい訓練所だったな。でも、あの落ち着いた男女関係は確かに不自然だったよね。あの環境下で。
二本松とは、オフィスの方々の厳しさに差がでていたことはないかね。なんか、二本松はリブレなこと多かったから。オフィスのやり方が今回の隊次に上手く働いたとか。。。その雰囲気に従う人間がおおくて、みだれた雰囲気でなかったとか。結局は冷静ということだけど。まぁステキな雰囲気でした。
まぁ、チョー個人的には、新卒あたりの入り乱れがもっとあってほしかったなぁぁ
2010/12/22(水) 15:17 | URL | Kuni #JalddpaA[ 編集]
No title
活動中のJOCVです。
この記事おもいしろい。今回は少なかったんですね。
話が少しずれますが、最近のマジックはあまり別れないんですよ。
2年間会えなくても仲良く過ごして、帰国後も一緒にいる人が非常に多い。
やっぱり、ネット環境が良いからですかね。
あと任国での恋愛も多い。これはつらいときに一緒にいれるから、自然なことなのかな。
活動がんばってください。
2010/12/28(火) 10:05 | URL | sora #PTRa1D3I[ 編集]
Re: No title
>saya
俺結構さやの「であってくれてありがとう!」っていうの好きなんよー。
今全然関係ないけどwアフリカに行きたかった身、それもガボンに行きたかった身として
さやブログの更新楽しみにしてるからなー!向こうでマジックあったら逐一報告よろしくw
2011/01/04(火) 00:19 | URL | shooogo #-[ 編集]
Re: No title
>しゅ
あの夜の意見交換は貴重やったな。(分析的な意味で笑)
ただ分析するだけでは本質的ではなくて、分析は次に活かすため!だな。
というわけで任国ではこの失敗経験を活かしてがんばりましょう!
キルギスいきたーーーい!
2011/01/04(火) 00:20 | URL | shooogo #-[ 編集]
Re: No title
>くにさん
若手っすよねー。その前に動やったら若手っぽく振る舞えるか要検討っす。
っていうか若手に責任を押し付けないでください~~~ぃ。
気持ちは若手!が青年海外協力隊っすよw(そうなのかな?w)
2011/01/04(火) 00:24 | URL | shooogo #-[ 編集]
Re: No title
>soraさん
コメントありがとうございます!そうなんですね。
マジックで別れたカップルと帰国後も続いたカップルに聞き取り調査したいです。
多分また新しい考察が生まれるんでしょうねーーうーーむ興味はつきませぬ。。^^
2011/01/04(火) 00:25 | URL | shooogo #-[ 編集]
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プロフィール

shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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