思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

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道が交錯するその点で 訓練残り7日、6日、5日

あれよあれよという間に最終テストが終わった。

そして残る日々で何が出来るのかを考えつつ、同時に色々な複雑な思いが交錯したりと

日々休まることを知らない。テストが終わった後の気の緩みもあって疲れもピークだけど

それと同時に、ここでの生活、共に協力隊に行く人達との生活を惜しむ気持ちが強く存在し

自分を駆り立て、そして体力を搾り出す。
スペイン語の最終テストは相変わらず難しすぎずって感じだった。
落とすための試験じゃないので当たり前といえばあたりまえだけど。
ただでさえ他の言語よりも文法的に簡単なんじゃないか説が出てる中
あの難易度はどうよっていう気もしなくもないが。

一番難しかったスピーキングは
2分間の自己紹介をしたあと
・訓練所生活最後の週末である昨日今日で何をする予定だったか
・JICAボランティアになる前に何をしていたか
・(忘れた)
というものから一個選んで2分間喋れっていうものだった。

========

んでテストが終わったあと、「駒ヶ根訓練所写真展」の準備に。
準備中に街に買出しに行ったら初雪が見れたりして、テンション上がりました。
訓練所来る前からこの企画をしたいなーって思ってたこともあり、完成したときは結構うれしかった。

DSC_0057.jpg

(準備メンバー。打ち合わせなしでいい感じに目をつぶっちゃうあたりが仲の良さを表してるねw)
ほんとうに素敵な写真ばかりが集まって、土曜日以降色々な方に見てもらえて嬉しいです。
此処に来るまでは写真を現像することなんてあまり無かったけど、やっぱり現像して
自信作を人に見てもらったりするのって楽しいね。取るだけじゃなくてやっぱり現像してみることも
写真を取ることの醍醐味だなぁと強く感じました。

========

そして土曜日。
この日は本当に色々考えさせられたし、訓練所に来て一番感情が揺れたし、動揺したし
キツかったなーって思う一日だった。

テストの結果、一名の方が基準に満たないという理由で強制退所。
そして一名の方が協力隊以外の道を選ぶということで派遣を辞退された。
二本松の訓練所でも1名の方がテストの結果派遣取り止めになったという。

ただの噂だと思ってたけど本当にこういう形を取るんだなぁということに驚いた。
一発のテストで結果が出なかっただけで、人の頑張りも何も評価してもらえない制度体制に
一瞬疑問を覚えたりもした。

だけど、良く考えてみるとある意味これはやむないことなのかもなぁと思ったり。
血も涙もないような判断に見えるけど、JICAとしても「語学」に最低基準を設けないと
現地での最低基準のセイフティーをキープできないっていう面が強いんだろう。
ただでさえ、「技術協力」という意味ではあまり意味をなさず、リスキーな事業である。
経験も少なく技術もそれほどもっておらず前途有望な?若者を二年間海外に送るのである。
それももちろんタダじゃない、国の税金を大量につぎ込んで派遣するのである。

その意味で最低限のリスクヘリテッジができてないと、JICAとしてもやってられないのかなーとも思ったり。
JICAとしては、これだけ多くのお金と労力を費やして行う青年海外協力隊事業に意義の正当性を持ってるだ
ろうしリスクを少しでも管理しなきゃぜったいにその正当性は周囲に認めてもらえない。


それでもやっぱり再試くらいあってもいいのになーっていう思いや、
頑張りとか人柄も評価してほしいなぁーっていう感情面での想いが
そういう理解に葛藤を撒き散らすよね。

===========

そしてもう一つ、圧倒的にショックだったのが選択してここを辞めていった方のことだった。
個人的には結構仲の良い方で、生活班も同じだったし、よく一緒に御飯を食べたりもした。
今までどんな恋愛を経てきたのかとかも話したこともあった。

そんな方が知らないうちに協力隊を辞退された。

ほんとにあっという間の出来事だったし、サヨナラを居う暇もなかった。
いろいろ話したにもかかわらず、辞退するかどうか悩んでる素振りすらキャッチすることができなかった。
そして多分サヨナラを居う暇も与えず出ていったんだろう。これもまたひとつの配慮の形だろうか。
個人的にフィールドワーカーを気取って観察眼を得意分野に入れてる割に、結局何も気付くこともできなかった。
仲の良い友達一人からのサインすらキャッチすることができなかった。
にもかかわらず一体何がフィールドワーカーだろうか、何が観察眼だろうか。アホ臭くて笑えてくる。

そして同時にもし何かに気付いてたとしても、きっと何もできなかった自分もいるし、
そして結果的に残ったのは「相談する価値すらない自分」である。それがたまらなく悔しくて
無力さを駆り立てる。幼さ、経験の無さ、エッジの無さ、全部が際立った瞬間だった。
自分は無力でしかなかった。自分にできたことはただただそのかたが去ったあとに残された手紙を
読み、茫然自失と化し、この訓練所に来て初めての涙をながすことだけだった。

もちろん冷静に考えて自分はその方の選択を応援すべきだし、悲しむなんていう感情が合理的じゃない。
ある人がひとつの選択をした。その選択を全力で応援することが、周りにいる人ができることだとはわかってる。
それでもやっぱり悲しくて、無力感に打ちひしがれ、そして後悔に包まれたのはなぜだろうか。


それはやっぱりその人と過ごす一瞬一瞬を真に大切にできてたと胸をはって言えないからだと思う。
たくさん馬鹿な話をして、アホなからみをして。もちろんそんな時間も大切だった。無駄とは言えない。
でも一緒に過ごせる時間がずっと続くと慢心してた。そこには確かに慢心があった。

でも実際はそうじゃない。あたりまえだけど。
そもそも協力隊の本分はこれからはじまる2年間にあるわけで。
それでも自分はその前にあるこの二ヶ月の訓練所生活が充実しすぎてて、この生活を過信しんていた。
訓練所生活なんて実は、ぶった切った言い方をすると「準備期間」に過ぎず、
ボランティアそれぞれの人生で言えば、各人の人生のひとつのステップにしか過ぎないはずなのに。
この時間が続くと思ってた。でも実はいろいろな人生が偶然交錯してる一点にしか過ぎなかった。

そんな認識の至らなさが、自分の俯瞰力の無さが慢心を生んだんだなぁ。
もっと深い話もすればよかった。もっと価値観を汲んで、バックグラウンドを見て話せばよかった。
慢心がアタリマエのことから目を離させていた。もっとこの一瞬の交錯を生きている意識を強く
持たないときっと自分はまた同じ後悔を繰り返す。


======
そんなことを今回の一件から考えた。
本当にいろいろな人が傷つき、動揺し、そして涙した一件だった。
それでもやっぱり僕達にできるのは、ひとつの選択を応援することだしそして同時に自分の選択を
すこしでもいいものにしていくことなんじゃないかなーて思うわけです。

そしてそのことに気付いてる自分の周りの方々をやっぱさすがだなーって改めて尊敬のまなざしで見たりもして。



のこり4日、この人生の交錯を集中して生きなきゃね!





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コメント
No title
久しぶりです。
少しは落ち着いた?
元気でしょうか?

ちょこちょこブログ見てはエネルギーをもらっています。

人生を考えるにあたり、大学院で恩師と呼べる方に出会えることができました。

その先生の言葉で、
当たり前のことを当たり前に実現するのは重要である。
当たり前の考えが持てるに至った背景に日々の努力、経験は必要不可欠である。

言われれば確かに当たり前なのですが・・笑
何かを継続して実行するのにはとてもエネルギーを必要とするので、つらいときとか、この言葉をよく思い出します。

準備期間とはいえ、短期間での訓練は大変そうに見えます。
体に気をつけつつ、自慢の精神力と体力で乗り越えてください。

次に会うときは、
お互い立派な姿で!

頑張ってね。
私も頑張る!


2010/12/07(火) 20:12 | URL | kurochi #Fjqb2npw[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/12/08(水) 01:22 | | #[ 編集]
Re: No title
>kurochisa
出国前に話しききたかったなー!
お互いフィールドは違うけど後悔しないように一つ一つ頑張ろ!
二年後に社会人になったkurochisaに会えるのを楽しみにしてる^^
男社会に負けるなーーー!w
2011/01/04(火) 00:15 | URL | shooogo #-[ 編集]
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shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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