思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ターゲットランゲージウィークの考察 訓練49日目

DSC_0201.jpg


今週はターゲットランゲージウィーク(TLW)!

スペイン語学習者はスペイン語しか話せず、フランス語学習者はフランス語しか話せず

英語はもちろん英語、キルギス語、ベンガル語などの学習者ももちろん(原則として)

自分の言語しか話せない一週間。どうやらこれを実施しているのは駒ヶ根だけで

二本松はやってない模様。駒ヶ根と二本松でこうも違うもんなんだなぁ。
もう少し詳しいルールとしては、他言語学習者とは挨拶だけをすませば、日本語(出来れば英語?)
で話してもいいということ。さすがに全部自分の言語だけじゃコミュニケーションできないので。
でもスペイン語学習者とはスペイン語しか話せないので、一緒に生活してる身としてはかなり
へとへとになります。むしろ多言語の人といたほうが日本語が話せて落ち着くとか、落ち着かないとか。

そんな異常な一週間。
スペイン語を頑張って話そう話そうとするから全然余裕はないんだけど、どうしても職業柄?
人の行動を観察してしまったりするわけです。たちが悪いですね。どうにかしたいものですw
でもこの一週間って異文化交流っていう観点で見るとかなり面白い気がする。

DSC_0180.jpg

特に、全く別の言語(それも英語以外で)コミュニケーションを取るときに人は大きく以下に分別される。
①とりあえず挨拶だけして日本語を話す人
②相手がわかってるか否かにかかわらずとりあえず、自言語を話し通すオラオラ系の人(意外と多い)
③相手の言語を理解してノリで使おうとする(挨拶、簡単な表現など)人
④コミュニケーション自体を極力減らそうと努力する人
⑤黙って一方が話すのを聞いてる人

などなど。
ビジネスではなく、生活の場でのコミュニケーションの本質が「相手の言ってることを理解し、
自分の思ってることを理解する=意思疎通」っていうことだとすると、この状況はかなり本質から
それてる気がしてならない。(それがストレスであり、興味深い点でもあるんだけど)
だって相手が何言ってるかわからなかったら意思疎通もクソもあったもんじゃないし。

でも上記の反応って実は異文化に接してる時の個人の深層の性質を表しているんだと思う。
多分①,④の傾向にあるとき、その人はすごく内向性を持っていて、多分異文化に触れたときに、
保守、内向の方向に走る傾向がありそう。⑤は自信がなくて話せないケース、例えば同言語でも
相手が自己より話せるときは⑤の自分が出る傾向にある、が考えられるので一概に消極的とは言えない。

問題は②が多いことなのかなーって思ったり。個人的にもよく②のモードになったりしてる。
②はどうも相手と意思疎通をするためのコミュニケーションなのに、自分押しが強い。いわば
「コントローラー基質」であろうか。それだけに、自言語をプッシュしまくるぶんだけ、
「相手を聞こうとすること」「傾聴すること」が抜け落ちる。

(ちなみに観察してる限りだと、自分も含め多くの人が多言語を話すと傾聴の姿勢がほぼ消える。
多分自分が言いたいことを伝えるので精一杯だから。特に②のモードの時の傾聴の消滅は顕著。)

これって実は危ない深層性質なんじゃないかなーって思ったり。
「異文化に接したら、学ぶ心が大切です、相手を受け入れることが大切です」っていうおはなしは
よく聞くし理解してるつもりだけど、これの入口になるはずのコミュニケーションの段階で「相手を
聞くこと」すらやってない。それでは学ぶも受け入れるもあったもんじゃない。さらには相手の分からない
言語を話し続けるその姿勢は、自分の文化に対して保守的であるだけじゃなくて、相手にその自分の枠組を
当てはめようとするっていう点でより一層たちが悪い。
ようにかんじます。

そういう意味でナチュラルに③が出来てるひとっていうのは正直「すごいなー」って思う。
これこそが学ぶ姿勢であり、受け入れる姿勢そのものなんじゃないかなーって思ったりします。
(この一週間の目的はあくまでスペイン語を話すことだから、実はTLWの本質からはずれるけどね)
こういう人間にならないと、前時代的な「開発」を繰り返す存在になりかねないし、文化人類学
に少しでも携わるものとして失格なんだろうなー。

========
あとは面白いのは、自言語(といってもスペイン語だけど)に自信があるときほど、スペイン語を
話そうとするあまり傾聴の姿勢が抜け落ちる
ということ。相手から学ぼうとする姿勢が抜け落ちる
ということ。これも任国に行ったときに自分への自信、日本への誇り・自信があればあるほど相手
の姿形が見えなくなることを暗示してるのかもなー。

(ちなみにスペイン語-スペイン語でも自分はよく自分のいいたいことに一生懸命になってることが多い。
もっと相手を見て相手のことを考えたコミュニケーションを心がけないと。それは言語の上手い下手には
関係なくおそらくはメンタルの問題で。)

こういう気づきはほんとうに大事にしていきたい。


=========

そんなこんなでここでの研修は所外活動も含めて、本質的なところではない部分で学ぶことも多い。
誰がデザインしたのか知らないけどかなり上手いことできてるなーとちょっと悔しい思いをしたりも
するわけです。まんまと上手いこと学ばせてもらってるしねーー。


うーーむ。スペイン語ばっかもキツイけど、モード③でいる姿勢を大事に常に内省しつつ明日も頑張る!
関連記事
スポンサーサイト
コメント
招待状
招待状

URL http://ameblo.jp/staff1944/ に お立ち寄りを、真面目なブログです。
話題のマイケル・サンデル先生の事も「さかな」にしてます。

2010/11/24(水) 02:57 | URL | ponpokoりん #4fB9XOpA[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


東大生ブログランキング

↑協力隊活動の広報のためにも切実にPV数がほしい今日この頃。1日1クリックよろしくお願いします。

最新記事
カテゴリ
もろもろ達
カウントダウンタイマー
最新コメント
月別アーカイブ
FC2カウンター
リンク
QRコード
QRコード
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。