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「いただきます」の心/芝浦屠場を見学して#1

僕は肉が好きだ。

でも肉がどうやって出来ているか知らない

========

きっとそんなひとって多いと思う。
僕自身も肉は好きだし、焼き肉食べ放題にも結構な頻度で行くが肉は「切り身」で出てくる物
でしか無く、そこから牛とか豚とかを感じることはほぼない。

そんな中で今日は実際に生きている牛や豚を殺し(この表現が適切かはわからないけど)、
実際に市場に出るような形に整える場所「芝浦屠場」へ行き現場を見学してきた。
肉が出来る場面を見るだけでなく、そこに働く人の苦悩も見ることができた。




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※芝浦屠場の見学は個人では受け付けておらず、団体のみの受付となっている。
またただ見学するだけでなく、事前に屠場へ行き悪になる過程や人権学習を経た後でないと
屠場は見学できないことになっている。実際に見学するのは大学生が多いほか、
教員などの人権研修の場としても遣われるとのことだった。

(当記事はすべて僕の個人的な意見として書いております。ご了承ください)
=========

◆現場所感

実際に屠場に行くと考えて見れば当たり前でもあるが、すごく不思議な感覚に襲われる。
現場に入るまでに、入念な消毒が行われその場の匂いはまさに化学実験室の匂いだった。
白衣を着用し、ヘルメットを被り、長靴を履き、全身を消毒して、アルコールで殺菌して
現場にはいる。ちなみに屠場内は全館カメラ禁止。

現場はもっと騒がしく、匂いもきついものを想像していたが、これも全くそうではなかった。
もちろん全く家畜の匂いがしないかといえば嘘になるが、嫌な感じは全くしなかった。

細かい作業工程は


世界屠畜紀行世界屠畜紀行
(2007/01)
内澤 旬子

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にイラスト入りで非常に詳しく載っており、なおかつ僕の表現が正しくなく誤解を招き
現場で働いている方々の迷惑になる事だけが怖いので詳しくは書きませんが、
【ちなみにこの本は素晴らしくおすすめ。屠畜に関する認識が変わります。】

失神状態になっている牛の頚動脈を切り、保存のために全部血を抜いた後、頭を切り取り
皮を剥いで、内蔵を取り出し、真っ二つにする行程すべてを見学することができる。


個人的にはもっと「怖い」とか「かわいそう」とかそういう気持ちが先行するかと思ってた。
だけど実際にそのものを見ると、確かに多少ショックは受けるものの、全面的にかわいそう
という気持ちにはならなかった。

この自分の状況はもう少し分析したいけど、たぶんそこで働いている方々の技術がもはやワザ
の領域に達しており、もはや職人であったことに圧倒された面はあると思う。
(とかいってホントはショックだったのを無意識的に押さえ込んでいたら怖いなーとか思いながらw)
職人が扱う「ウシ」や「ブタ」はもはや食べ物を創りだす過程にすら僕には見えた。

一般的な認識では、「生きている物を殺すのが屠殺」という認識が根強いが
その時に僕が感じたのは「食べ物を創りだすのが屠殺」という思いだった。
(もちろんこれは、普段食べている食べ物が、生き物としての身体性を失っているから
こういうちょっと奇妙な認識が起きているわけで。。そう考えるとやっぱり日本人はもう
飼い慣らされた人類なのかもしれないね。)

ただやっぱり「かわいそう」とかそういう感情を抜きにしても、さすがに生きている牛、豚
が自分たちの食べ物になっていくという過程は否が応にも感じさせられた。とくに10分後
には屠殺されるという豚が並んで順番を待っているのを見たときは複雑な気持ちだった。


多分端的に、行く前と行った後で変わったのは
食べ物に本当の意味での感謝を忘れているの気づけたこと
だろう。


僕たちは命をもらっている。
動物性蛋白質を取るのに、牛乳屋チーズからのみ接種するような部族がいる中で
僕たちは、牛や豚を殺し、命をいただいてそれを食べている。


これをもっと意識するべきだっていうのはありきたりながら強く思った。
その一番の証拠だなーっと思ったのが、メンバーのうち誰一人としてこの工程を見て
「もう肉なんて食いたくない」と思わなかったのです。むしろ焼肉にいきたい!って
いうよくが生まれたのは非常に面白い、意識の表れだと個人的には感じている。


今度焼肉に行ったときには、必ず彼らがまだ「牛」の姿をしていた頃に想像を馳せ
そして感謝の気持ちを込めて手を合わせよう。いただきますと。

===========

絶対長くなりそうだったので#1では屠殺という行為に関することにのみスポットを
あてて記録した。実は屠殺場っていうのは前にもちょっと書いたけど、部落問題
などと密接に絡んでおり、その点を見過ごして語ることはできない。

それを#2では記録したい。
そうするとこの#1で得た「いただきますの心」はまだ半分しか込められていないことに
気付くことができるはずだから。

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コメント
はじめまして
はじめまして。
食と農に関わる人間として、とさつ場に一度は行ってみたいと思っています。行けるなんてうらやましい!
 口に入るまでに、すべて歴史があるんですよね。
それを忘れないようにしたいですね。
2010/07/09(金) 22:21 | URL | ふじ子 #CH7KHZgg[ 編集]
Re: はじめまして
ふじ子さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
(むしろコメントバックが遅くなってしまいほんとうに申し訳ありません><)
ふじ子さんも食と農をみてらっしゃるのですね。僕も農に関わる人間として
あのような場を見ることができたのは大変幸せに感じます。

すべての食材に、いろいろな歴史、人の苦労、が詰まっているんですよね。
食べるときに、「僕たちの感謝の気持ち」を最後に詰めて食べていきたいと思います!
2010/08/19(木) 11:34 | URL | shooogo #-[ 編集]
こんにちは
なぜか読んでいて
涙が出ました

私たちはもっと食べ物を大切に食べて感謝をしなくては動物にも 解体なさる方にも失礼だと思いました
2010/10/15(金) 18:41 | URL | 夢子 #-[ 編集]
Re: こんにちは
>>夢子様
本当に動物の命をそして職人さんたちの技術の賜物を戴いているのだと実感した日でした。
そういう心を持ち続け、そして広めていくことって大事ですよね。共感いただいて嬉しいです!
2010/10/20(水) 23:40 | URL | shooogo #-[ 編集]
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shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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