思った事を書く,書きたい事を書く。それがきっと将来の価値になる。2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてエルサルバドルで活動中!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【本】フィールドワーク 書を持って街へ出よう

新しい習慣を思いついた!!
寝る直前、メールチェックして風呂も入って歯も磨いて本当に寝る直前。
寝巻のジャージの上にちょっとはおって、田端駅まで自転車を吹っ飛ばす。

そして寝る直前の立ち読みをする。
田端駅アトレは24時まで。ちょうど遅すぎず早すぎずの時間に閉まる。
ここで1時間なり30分なり立ち読みをする。

メリット
PCの前で訝しげなサイトをめぐる超非生産的な時間をなくすことができるww
そのかわりに今一番欠乏してる知的アクセスの機会を増やせる。
さらに家の電力のカット+教養ってことでこれがLOHASの実践に。

デメリット
まるで芋の姿を人に見られる可能性が高いwww→婚活オワタwww


でもこの一時間のTSUTAYAで友人と会えても面白いと思う。
完全無防備な伊藤君とお話しするチャンス。(いらねw)深夜の深いい話を一緒にしたい方は
是非閉店前のatre田端店へ!go!(アトレとしてはいい迷惑ですww

**************
そんなこんなでブックレビュー

フィールドワーク―書を持って街へ出よう (ワードマップ)フィールドワーク―書を持って街へ出よう (ワードマップ)
(2006/12/20)
佐藤 郁哉

商品詳細を見る


非常に興味を持って読むことができた。文章としても読みやすい。
前書きにもあるようにまず、「FWとは一体何なのか」を説明したあと「なぜFWを行うのか」
についての考察があり、最後に「FWのやり方」が書かれている。

そのためFWのやり方の章に書かれていることが自然に頭に入りやすかった。
(なぜそういうやり方をとらねばならないのか、どうしてこうじゃダメなのかetc)
文化人類学、社会人類学としてのFWを中心に考えている。

また、辞書的になっていることもこの本の大きな利点であろう、FWしようと思って困ったらこの本
に立ち返ってもいいかもしれない。とにかくFWの入門書としてはかなりいいものだと思う!

アンケートなどを中心とする定量的調査の研究者からすると、一見FWの定性性は客観的視点に
欠け一般性がないように見える。しかし「分厚い記述」が可能な定性的研究もまた重要であり、
定性的データと定量的データと簡単な二元論で話すのではなくて(党派を作り固執するのではなく
て)複数の調査技法を組み合わせて調査を行う「トライアンギュレーション(三角測量的方法)」
重要性を説いている。まぁこんなの当たり前っちゃあたりまえだけど。

そもそもこの時代に定性的データを完全否定して定量データに固執する研究者がいるのか
っていうところがまず疑わしい。トライアンギュレーション(やたら名前カッコいいww)っていう単語
を知ってるか否かに関わらず折衷的立場を無意識のうちに皆が採る時代であろう。


後半部(第三章)にあるフィールドの―つの整理の仕方、ソフトウェアによる管理、カメラ、レコーダー
など様々な機器のFWに及ぼす影響、利点欠点が論じられている。
自分がフィールドに出る際にもう一度読み直す必要があるだろう。



個人的には「民族誌(エスノグラフィー)」の件と「ルポタージュ」のジャーナリストの話にとても
興味がわいた。自分の分野に置き換えれば、開発というものに関わりながらジャーナリストとして
現場の状況を発信していくことも可能だという自信につながったから。シカゴ学派というものの存
在を今までそれほど気にとめていなかったがどうやら彼らは

『ジャーナリスティックなセンスを持った社会学派』

であるらしい。彼らについてはもう少し調べたい。
自分が求めるものがそこにはある気がする。
ルポタージュの弱点とされる社会的文脈や歴史的背景との関連の掘り下げ分析までしながら
エスノグラフィ―的にアウトプットできれば、そこはニッチかもしれない。

(なんという意味不明なカタカナの羅列www最近カタカナ語ばっか使ってよくない傾向にある。



それどころか、『日記』は、「調査地に合わせて自分自身を自在に変えることができるカメレオン

のような超人的な調査者」というものは決してフィールドワーカーの理想像や到達目標などではなく、

むしろカルチャー・ショックの中で自己を厳しく見つめなおす努力こそがフィールドワークの真髄

である
ことを、貴重な体験を踏まえて後進のフィールドワーカーたちに教えているのです。


(本文p.269より)



『西太平洋の遠洋航海者』でコスモポリタン的なフィールドワーカーという英雄を演じきった
マリノフスキーが『マリノフスキー日記』である意味、失望され枯れない自己の一面をさらしたこと
に対して著者の考え。


この一文は正直自分の中で圧巻だった。
このような意味では日常生活ですら気を配ればカルチャーショックの連続であり、その中で自己を
見つめなおすことを求められている我々は実は「フィールドワーク」に触れるチャンスを恒に秘めて
いるのかもしれない。それを見つけ出せるか、さらには分析できるか、そして記述できるかの問題。

あわよくばこの独想の日常が、現代というちょっと変わった日常を、東大生という非常に歪んだ
立場から眺めるエスノグラフィ―の卵のような存在に昇華していければ・・・。





うーーーん むりぽ!w
まだまだ道は長さそうね。




フィールドワークに興味が出た方は是非!
関連記事
スポンサーサイト
30年後 | HOME | 有限性
コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/05/08(金) 01:23 | | #[ 編集]
No title
佐藤郁哉さんはうちの大学のヤンキー先生。
彼の『暴走族のエスノグラフィー』という著作は、暴走族のバイクに二人乗りしながら調査したという奇作。古い本だけど機会があたら是非読んでみて。

というか、どんどん文系化してるねー。
2009/05/08(金) 01:24 | URL | やまぐち いずみ #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


東大生ブログランキング

↑協力隊活動の広報のためにも切実にPV数がほしい今日この頃。1日1クリックよろしくお願いします。

最新記事
カテゴリ
もろもろ達
カウントダウンタイマー
最新コメント
月別アーカイブ
FC2カウンター
リンク
QRコード
QRコード
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。