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【本】忘れられた日本人

忘れられた日本人 (岩波文庫)忘れられた日本人 (岩波文庫)
(1984/01)
宮本 常一

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FW(フィールドワーク)の鉄人といわれる宮本常一がFWの様子を克明に記した本。
主に文化の伝承者としての老人に話を聞きそれを書き連ねるというスタイル。
どうせならこれくらいのFWをしてみたいと唸らせる一冊。the民俗学!

選ばれているフィールドは西日本である。
宮本常一は腹が弱かったらしく海外FWはほとんど行っていないそうだ。
西日本を選んだ理由には

今の日本の学問では日本の首府が東京にあり、また多くの学者が東京に集うており、

物を見るにも東京を中心にして見たがり、地方を頭に描く場合にも中部から東の

日本の姿が基準になっている

(あとがきより)



からだそうだ。
個人的にこの考え方こそ宮本常一のFWの良さの根本をなすものだと思った。
すなわち有体の中心から見るのではなく、個々の暮らしに注目するからにはそこを(その暮らしを)
中心にして考える必要があるということではないだろうか。


一方でそのような中心をあらゆる所に置く考え方をとれるのであれば、文化の伝承者としての
『老人』にだけ目を向けるのではなく、文化を受継者としての『子供』にももっと焦点を当てても
よかったのではないかと感じた。
(たぶん子供から話を聞くなんてことは、並大抵ではなく困難
であろうけど)
***************

自分が去年の9月にフィリピンの会えた族を訪れた時に行ったFWとは天と地ほどの差がある。
むしろあれをFWといっていいのかどうなのか…ww

① 言葉が通じるか通じないか

 あのときは、RMCUに通訳してもらいながら調査をした。
 結果微妙なニュアンスなどが通じなかった。宮本常一は日本で調査を行っているため日本語が
 使えた。しかし彼が方言などをしっかりマスターしていた(自然と?)点は注目する価値があると
 思う。

② FWに対する気持ちの持ち方
 去年の調査では、微妙な罪悪感「何もできない自分がこんなこと聞いてどうするんだろう」の
 ようなものを感じていた。一方宮本常一は生計の立て方から夜這いの話(!)まで様々な話を
 聞き出している。彼は一体どういう気持ちでFWを行っていたんだろうか。


そんなことをかんがえながら宮本常一の本はもう何冊か読んでみたい。

なんにしても夜這いの仕方の話と、ミミズに小便をかけてチンコがもげた話(!)は秀逸w




興味を持てた方は是非!
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shogooon

Author:shogooon
青年海外協力隊村落隊員として11年1月よりエルサルバドルで活動中。東京大学農学系大学院を休学。貝養殖という未知と地域開発という漠然の間で、日々自分の無力さを嘆きながら迷走中。

マニラのスラムにホームステイしたり、インドの無電化村行ったり、限界集落で卒論書いたり、エルサルバドルで貝養殖したり。

ユルく楽しく生きる中に洗練された深さを見出したい。


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